セミナー施策は、オフライン(リアルイベント)で開催するセミナーのことです。
リードの顧客化や既存顧客への関心度の向上を目指すために実施します。
本章では「セミナー」の目的や方法、ポイントを踏まえてご紹介します。
01セミナー実行の意味
セミナーをリアルイベントで実行することで、顧客との接点を強化し営業の生産性を高め、
自社製品・サービスに対する見込み客を優良顧客に育て上げることができる可能性があります。
また、セミナーを実行する目的は大きく以下の2つが存在します。
- 見込み顧客の新規獲得
- 見込み顧客の獲得後フォロー
「①見込み顧客の新規獲得」は予算をかけての中~大規模でのセミナーが必要となるため、
「②見込み顧客の獲得後フォロー」を目的とした数名~数十名規模のセミナー実行の目的をご紹介します。
「②見込み顧客の獲得後フォロー」の目的
「②見込み顧客の獲得後フォロー」の目的は、興味度の高い顧客を見つけ出すことと、
そうした顧客の購買意欲をより向上させることです。
しかし、セミナーへの参加は「敷居が高い」という風に捉えられることが多いのではないでしょうか。一般的に下記の順で敷居が高くなるようなイメージがあるようです。
WEBなどからの資料請求<ウェビナー(オンラインセミナー)<セミナー(リアルイベント)
そういった中で、セミナーに参加いただいたお客様は、興味・関心度が高い顧客と考えることができます。
こうした興味・関心度の高い顧客を商談に結びつける手段として「②見込み顧客の獲得後フォロー」に力を入れたセミナーを運用して有効活用していきましょう。
02セミナーの流れとポイント
セミナーは以下のイメージ図のように実行までに様々な準備が必要となります。
ここでは、セミナー実施のポイントを流れに沿って以下の5つに分けてご紹介します。
セミナーを実施するために重要な内容や、見落としがちな項目も含まれているためぜひ参考にしてみてください。
セミナーを実施したいターゲットを明確化する
やみくもにセミナーを実施していませんか?
セミナーを実施することにももちろん意味はありますが、ターゲット層を明確にすることで、
さらに効率よくセミナーを実施することが可能となります。
ターゲットを明確化するということは、以下のようなイメージです。
今回は、自社製品をどれくらい知りたいのかといった温度感で分類しています。
- 「いつかは」「そのうち」顧客向け:市場状況などの基礎的な内容
- 「どうしよう」「もっと知りたい」顧客向け:ノウハウ・事例の具体的な内容
- 「今すぐ欲しい」顧客向け:製品デモでの具体的な課題解決イメージの提示
このように、どんな状態の顧客の、どういった課題を解決したいのかに合わせてセミナーを実施できるようにしましょう。
- ターゲットが満足できるようなセミナーを実施できるのかも一緒に考えるようにしましょう。
セミナーの実行準備
ターゲットを明確にできたら、セミナーの実行準備を始めていきましょう。
セミナーを実施する前にはセミナーの企画・プランニングが必要となります。
企画書を作成するようなイメージが最も想像しやすいかもしれません。
プランニングの項目は、以下のようになります。
- セミナーのタイトル
- セミナーの目的
- ターゲット層
- 定員
- 予算
- 会場
- 人員・日程・時間
- アジェンダ(セミナーの流れ)
ここでは、上記のうち「セミナーのタイトル」と「人員・日程・時間」のポイントをご紹介します。
セミナーのタイトル
セミナータイトルは、セミナーの開始前から終了後まで、セミナー全体を通してもっとも顧客の目に入る要素となります。
多くの目にとまるタイトルは、分かりやすくどういった内容を伝えたいのかが伝わるように意識して作成しましょう。
例えば、「売上げアップ」「コストダウン」といった訴求ポイントを明確にしたキーワードを含めることで、どういった内容にフォーカスをあてたセミナーなのかが一目瞭然となります。
人員・日程・時間
セミナーを実施する上で、「人員・日程・時間」は調整が難しい項目の1つではないでしょうか。
ここでは昨今の状況を鑑みて、自社リソース(社員・自社スペース)での開催を前提としたポイントをご紹介します。
自社リソース(社員・自社スペース)でセミナーを開催する場合、次のような要員が必要になります。
- 当日の人員(講師、来場受付、来場者のフォロー)
- セミナーの日程・時間
特に、自社リソースでのセミナー開催の場合、開催日程や時間は参加いただく顧客にとっても、参加有無を決める際の重要な項目の1つだと思われます。
そこで、ここでは平日開催と休日開催のメリットとデメリットをご紹介します。
■平日にセミナーを開催する場合
メリット |
デメリット |
就業時間内に業務として参加できる |
急な仕事が入ったときキャンセルされる。 部長クラスでは曜日単位で NG といった場合もある
|
■休日にセミナーを開催する場合
メリット |
デメリット |
比較的長時間(ワークショップなど)でも参加しやすい。 都内近郊から離れ、遠出しやすい |
セミナー参加費が有料の場合、会社負担にしづらい。 休日出勤が不可の会社では参加しにくい |
フォーム公開からセミナー開催まで
ここでは、セミナーの申込に必要な「フォームの公開」から、「セミナー前日・1週間前」に必要なポイントをご紹介します。
SMPを用いた申込フォームの設定方法は、次の「3.セミナー実行のためのSMP設定と運用」でご紹介します。
フォームの公開
セミナーの開催準備が整ったら、セミナーの申込を開始しましょう。
申込フォームを活用することにより、事前にどういった顧客がセミナーに参加してくれるのか把握することができます。
また、SMPで申込フォームを作成した場合、貴社Webサイト上などへの申込フォームのリンクを記載することで、自然にセミナーへの申込導線を作ることも可能となります。
セミナー前日・1週間前
セミナー開催の日程が近づいてきたら、セミナーへ申込いただいた顧客へセミナー開催の「リマインドメール」を送信しましょう。
リマインドメールを送信する際は、以下のような内容は最低限記載するようにしましょう。
当日の実行要素
ここでは、セミナー当日に実行すべきポイントをご紹介します。
セミナー当日は参加者受付からセミナー開始、開催中の顧客フォローなど業務は多岐にわたります。
当日に慌てることのないように、事前に1日の流れは把握するようにしましょう。
- 顧客導線の確認(会社の入り口から会場までの案内)
- 来場受付の手順
- セミナー開催中の個別相談(個別対応の時間を想定する)
セミナーへ参加した顧客のフォロー
ここでは、セミナーに参加後の顧客フォローのポイントをご紹介します。
セミナー開催後の顧客フォローは、顧客の購買意欲をより向上させるために重要な内容となります。
また、セミナーへの申し込みはあったものの、開催当日に何らかの事情で参加できなかった方に対しては、資料をダウンロードできるリンクをご案内して興味を持っていただいた内容をきちんとお伝えすることが重要です。
- 参加者へのお礼メール送信
- 商談化
- 参加できなかった方へのセミナー資料メール
03セミナー実行のためのSMP設定と運用
セミナーの流れとポイントはいかがでしたか。
次は、セミナー実行のために必要なSMPの設定と運用についてご紹介します。
今回は、セミナーを下記の詳細で実施する際のSMPでの設定および運用をご説明します。
項目 |
詳細 |
タイトル |
〇〇〇〇 |
開催日時 |
2023年4月1日(土) |
申込期間 |
2023年2月1日(水)~2023年4月1日(土) |
定員 |
20名 |
会場 |
自社会議室A |
参加料 |
無料 |
SMPで上記のセミナーを実施するためには以下の内容を実施する必要があります。
- キャンペーンの設定(登録、フローの紐づけ、受講票の設定)
- 自動送信メールの設定(申込完了メールやセミナー開催のリマインドメール)
- キャンペーン(セミナー申込WEBフォーム)の公開
- セミナー開催時の来場受付
- セミナー終了後のサンクスメール(セミナー終了後の事後フォロー)
SMPでは「キャンペーン」を登録することで、セミナーの申込WEBフォームや、セミナー参加者へのメール送信など、セミナーに必要な事前準備から事後フォローまでを実施することができます。
SMPでどういった設定を行っていくのか、早速読み進めてみましょう。
キャンペーンの設定(登録、フローの紐づけ、受講票の設定)
それでは早速、キャンペーンを作っていきましょう。
キャンペーンでは、セミナーのWEB申込フォームの公開やセミナー参加者に対して自動的にメール送信などを行うことが可能です。
ここでは、以下の内容をご説明いたします。
- キャンペーンの登録およびセミナー詳細の登録方法
- フローの紐づけ方法
- 受講票の設定方法
キャンペーンの登録およびセミナー詳細の登録方法
まず初めに、キャンペーンの登録を説明します。
キャンペーンを新規登録する際は、主に下記のようなセミナーの詳細情報も登録していきます。
項目 |
詳細 |
タイトル |
〇〇〇〇 |
開催日時 |
2023年4月1日(土) |
申込期間 |
2023年2月1日(水)~2023年4月1日(土) |
定員 |
20名 |
会場 |
自社会議室A |
金額 |
無料 |
また、キャンペーンを新規登録する際は以下のポイントを意識しましょう。
- キャンペーン詳細登録画面の「必須項目」は必ず入力しましょう。
※必須項目は以下画像のように、項目名の右側に赤い帯が表示されています。
- セミナ―への申込期間は「開始日」と「終了日」の両方を設定しましょう。
[項目名:申込開始日]の設定では、「開始日」と「終了日」を設定することで、お客様が申込フォームでセミナーへの申込を行えるようになります。
それでは、SMPへのキャンペーンの登録とセミナー詳細の設定方法を確認してみましょう。
まず初めに、SMPにログインし、全キャンペーン管理画面(青い画面)のサイドメニュー[キャンペーン]>[一覧]をクリックします。
キャンペーンの[一覧]に遷移後、右上付近の[新規登録]をクリックします。
キャンペーンの詳細を入力する画面にて、以下の設定を行って下さい。
手順
セミナーの詳細情報をキャンペーンに登録する
[新規登録]をクリックすると、作成したキャンペーンの詳細を入力するページに遷移します。
以下の項目の設定値は表の内容のまま、セミナーに関する詳細を設定しましょう。
■設定値は変更しない項目
項目名および設定値 |
詳細 |
申込種別:キャンペーン |
セミナー日程は1日のみとなるため、「キャンペーン」を選択します。 複数セミナー日程が存在する場合は、「サブキャンペーン」がおすすめです。 サブキャンペーンの利用には、機能の有効化が必要となります。 |
課金種別:無料 |
今回予定のセミナーは「無料」のため、設定値も同様にします。 有料にしたい場合は、こちらのマニュアルをご参照ください。 |
状態:準備中・終了 |
申込フォームを公開するか否か設定できます。 この段階では、準備中となるため[準備中・終了]にします。 |
■新たに設定する項目
項目名および設定値 |
詳細 |
キャンペーンタイトル: 〇〇〇〇 |
申込フォームで表示されるセミナーのタイトルを設定します。 |
開催日:2023年4月1日(土) |
セミナーが開催される日程を設定します。 |
申込開始日: 2023年2月1日(水)~2023年4月1日(土) |
セミナーの申込を行っている期間を設定します。 |
定員:20 |
セミナーの定員を設定します。 |
定員(表示用):20名 |
申込フォーム上に表示させる定員を設定します。 |
会場名:会議室A |
セミナーが開催される場所を設定します。 |
金額:0 |
セミナーの金額を入力します。 |
表示用金額:無料 |
申込フォーム上に表示させる金額を設定します。 |
項目の入力を行った後は、最下部に表示されている[登録]ボタンをクリックしましょう。
[登録]をクリックすると、下記図のように全キャンペーン管理画面(青い画面)のサイドメニュー[キャンペーン]>[一覧]に登録したキャンペーンが表示されるようになります。
ここまでの一連の流れは、以下マニュアルからもご確認いただけます。
フローの紐づけ方法
フロー とは、お客様が申込を行う際の画面遷移を指します。
フローを紐づけることで、お客様は必要な手順に沿って申込を行うことが可能となります。
また、SMPには以下の例の他にも複数のフローが用意されています。
申込情報入力画面⇒確認画面⇒完了画面
申込情報入力画面⇒アンケート入力画面⇒確認画面⇒完了画面
今回は、基本的な「キャンペーン申し込み([ユーザー情報])」(申込情報入力画面⇒確認画面⇒完了画面)のフローを、作成したキャンペーンに紐づけていきましょう。
また、フローを紐づける際は以下のポイントを意識しましょう。
- キャンペーンを新規登録した際は、全キャンペーンの[フロー]の[このフローをデフォルトとする]にチェックが入っているものが自動的に割り当てられます。
フローを紐づける前に、現在どういったフローが紐づいているのか確認を行いましょう。
まず初めに、全キャンペーン管理画面(青い画面)のサイドメニュー[キャンペーン]>[一覧]をクリックします。
キャンペーンの[一覧]に遷移後、先ほど作成したキャンペーン名の行に表示される[管理開始]をクリックします。
フローの一覧画面にて、以下の設定を行って下さい。
手順
キャンペーンにフローを紐づける
個別キャンペーン管理画面(オレンジ色)のサイドメニュー[キャンペーン]>[フロー]をクリックします。
クリック後、下記図のようなフローの一覧に遷移します。
今回は、[名前]が[キャンペーン申し込み([ユーザー情報])]の[割当]をクリックします。
[割当]クリック後、フローの詳細設定の画面に遷移します。
今回は、デフォルトの値のままで、下部に表示されている[登録]をクリックしましょう。
(各項目の詳細はこちらのマニュアルからご確認いただけます。)
手順
紐づけたフローを確認する
フローが問題なく紐づけられているかを確認します。
個別キャンペーン管理画面(オレンジ色)のサイドメニュー[キャンペーン]>[一覧]をクリックし、下にスクロールします。
下記図のような[フロー一覧]という枠に、先ほど[割当]したフロー名(キャンペーン申し込み([ユーザー情報]))が表示されている場合は、問題なく設定ができています。
ここまでの一連の流れは、以下マニュアルからもご確認いただけます。
受講票の設定方法
受講票は、セミナーの開催日時や開催場所などが視覚的にも分かりやすく、受付などでも活用することができます。
受講票にはQRコードやバーコードを表示させることができ、バーコードリーダーで読み取ることで来場登録を行うことができます。
まず初めに、全キャンペーン管理画面(青い画面)のサイドメニュー[キャンペーン]>[一覧]をクリックします。
キャンペーンの[一覧]に遷移後、作成したセミナー用キャンペーン名の行に表示される[管理開始]をクリックします。
個別キャンペーン管理画面(オレンジ色)のサイドメニュー[キャンペーン]>[キャンペーン設定]をクリックします。
キャンペーン設定の画面にて、以下の設定を行って下さい。
手順
受講票を設定する
設定値は以下表のように行います。
項目名および設定値 |
詳細 |
受講票バーコードID設定:リードID |
バーコードに使うIDの設定です。 |
受講票のバーコード種類:NW7 |
受講票に表示させるバーコードの種類です。 |
受講票のバーコード桁数:6 |
バーコードの桁数です。 |
受講票のバーコード下の文字表示:ON |
バーコードの下に文字を表示させるか否かの設定です。 |
利用受講票数:1種類 |
利用する受講票の数の設定です。 |
設定した受講票は、以下のマニュアル手順で確認することが可能です。
自動送信メールの設定(申込完了メールやセミナー開催のリマインドメール)
お客様からの申し込みの際の自動返信メール「申込完了メール」の設定を行う
WEBフォームから、セミナーへの申込があった際に顧客に送信する「申込完了メール」を作成しましょう。
SMPでは、申込完了時に自動的に申込者に対してメールを送信させることができます。
また、申込完了メールを設定する際は以下のポイントを意識しましょう。
- メール文面には「差し込み項目」を活用しましょう。
「差し込み項目」を設定することで、リードの氏名や会社名など動的な値を自動でメール文面に反映させることができます。
- [自動送信]設定には注意しましょう。
申込完了メールなどの[自動送信]メールは[ON/OFF]を設定することができます。
[OFF]の場合は、自動でメールは送信されません。
キャンペーン準備中の段階であれば、[OFF]でも問題ありませんが、申込フォームを公開する際は[ON]に変更することを忘れないようにしましょう。
まず初めに、全キャンペーン管理画面(青い画面)のサイドメニュー[キャンペーン]>[一覧]をクリックします。
キャンペーンの[一覧]に遷移後、先ほど作成したキャンペーン名の行に表示される[管理開始]をクリックします。
次に、個別キャンペーン管理画面(オレンジ色)のサイドメニュー[キャンペーン]>[メール]内の[メール設定]をクリックします。
今回は、[カテゴリ]が[申込完了時(リード宛)]の[編集]をクリックします。
メールの編集画面に遷移後、以下の設定を行って下さい。
手順
メール本文内に「リードの苗字」を表示させるための「差し込み項目」を設定する
メール本文に「差し込み項目」を設定しましょう。
メール編集画面の[差込み項目ルックアップ]枠内の[差込み項目]に表示されているプルダウンをクリックします。
プルダウン内から、[リード情報-名前:姓]という項目を探し出し、クリックします。
※その他の「差し込み項目」はプルダウン内からご確認ください。
[リード情報-名前:姓]をクリックすると、下記図のように[差込み項目値]に[変数]が表示されます。
[差込み項目値]に表示された[変数]をコピーし、本文内に貼り付けましょう。
また、本文の内容は自由にご変更いただけます。
文案が用意できていない場合は、デフォルトで入力されている文案をご活用いただくことも可能です。
申込完了メールの本文編集が終了したら、下部に表示されている[登録]をクリックしましょう。
手順
申込完了メールの自動送信の[ON/OFF]を管理する
申込完了メールの本文編集後は、自動送信の[ON/OFF]を管理しましょう。
個別キャンペーン管理画面(オレンジ色)のサイドメニュー[キャンペーン]>[メール]内の[メール設定]をクリックします。
[カテゴリ]が[申込完了時(リード宛)]の[自動送信]を[ON]という表示にさせると、お客様から申し込みがあった際に、登録されたメールアドレスに対して自動的にメールが送信されます。
逆に、[自動送信]を[OFF]にすると、お客様から申し込みがあってもメールは自動的に送信されません。
セミナー開催の1週間前や3日前に送信する「リマインドメール」を設定する
SMPでは、指定した日時に自動的にメールを送信させる「送信ウィザード機能」があります。
セミナー開催の1週間前や3日前にセミナー参加者へ送信するリマインドメールを送信ウィザードで設定しましょう。
送信ウィザードを設定する際は、以下の設定を行う必要があります。
ここでは以下の順で説明を行います。
- メールテンプレートを作成する
- 送信対象者を決め、検索条件を作成する
- 送信ウィザードの設定を行う
また、リマインドメールを設定する際は以下のポイントを意識しましょう。
- メール文面には「差し込み項目」を活用しましょう。
「差し込み項目」を設定することで、リードの氏名や会社名など動的な値を自動でメール文面に反映させることができます。
全キャンペーン管理画面(青い画面)のサイドメニュー[キャンペーン]>[一覧]をクリックします。
キャンペーンの[一覧]に遷移後、先ほど作成したキャンペーン名の行に表示される[管理開始]をクリックします。
個別キャンペーン管理画面(オレンジ色)のサイドメニュー[キャンペーン]>[メール]内の[テンプレート一覧]をクリックします。
右上に表示されている[新規登録]をクリックし、今回は[シンプル]を選択しましょう。
メールの編集画面に遷移後、以下の設定を行って下さい。
手順
メールテンプレートを新規登録する
[シンプル]クリック後、自動的にメール本文の編集画面に遷移します。
次は、[申込完了メール]と同様に[差し込み項目]を設定しましょう。
※テキストが表示されている部分をダブルクリックすると、以下図のようなポップアップが表示されます。
ポップアップ内の[差込み項目]をクリックすることで設定が可能となります。
今回作成しているメールのテンプレートは、セミナーのリマインドの内容となります。
本文内容は、セミナーがもう少しで開催されることが分かるような内容にしましょう。
また、以下のような情報は、差し込み項目で本文に表示させるようにしましょう。
- リードの氏名
- セミナータイトル
- 開催場所
- 開催日時
メールの本文の編集が終了したら、[基本情報]の設定を行いましょう。
[本文]タブの右側に表示されている[基本情報]タブをクリックし、[送信者E-mailアドレス]などの設定を行いましょう。
今回は、以下のような設定値にしましょう。
■設定する項目
項目名および設定値 |
詳細 |
送信ドメイン: 利用しない |
SPFやDKIMの設定が正しく行われている場合に利用します。 設定方法に関しては、こちらのマニュアルをご確認ください。 安全なメール配信に関しては、こちらのマニュアルをご確認ください。 |
送信者E-mailアドレス: 任意のメールアドレス |
メールの送信者となるE-mailアドレスを入力してください。 |
タイトル: 任意のタイトル |
メールの件名となります。 任意の件名を入力してください。 |
テキスト形式 / HTML形式: マルチパート形式 |
受診したリード側に表示できる、メール形式を選択できます。 マルチパート形式の場合、受信側の設定によって、表示がHTML形式/テキスト形式に自動的に切り替わります。
|
[基本情報]の設定が完了した場合、右上の[登録]をクリックしましょう。
作成したメールテンプレートが、どのように表示されるのか気になる場合は[テスト送信]を活用しましょう。
[テスト送信]は、メールテンプレートの[登録]ボタンの左側[登録してテスト送信]や、メールテンプレート一覧画面の[テスト送信]をクリックすることで行うことができます。
[テスト送信]の際は、[テストメール送信先指定]を必ず行いましょう。
下記図の枠内に、テストメールを送信したいメールアドレスを入力しましょう。
手順
送信対象者を決め、検索条件を作成する
メールテンプレートを作成した後は、送信者の検索条件を作成しましょう。
送信ウィザードを利用する際は、どのリードに対してメールを送信したいのかを予め設定する必要があります。
今回は、作成したセミナー申込キャンペーンに「申し込みした全てのリード」を対象とする検索条件を作成します。
個別キャンペーン管理画面(オレンジ色)のサイドメニュー[リード]>[一覧]をクリックします。
クリック後、リードの一覧画面に遷移します。
上部に表示されている[申込/キャンセル]の[申込]にのみチェックが入っていることを確認します。
右上に表示されている[検索結果の操作]をクリックし、[検索条件を保存(全ユーザ使用可)]を選択します。
どういった名前で保存されるのか確認されるため、申込者の一覧であることが分かるような保存名を設定します。
例:〇〇〇〇(セミナー名)参加者一覧
次の手順では、送信ウィザードに作成したメールテンプレートと検索条件を指定して、メールの送信予約を行います。
手順
送信ウィザードの設定を行う
ここでは、セミナー開催の1週間前に送信されるリマインドメールの手順を説明いたします。
日時を変更するだけで、3日前のリマインドメールを設定することも可能です。
早速、設定手順を確認してみましょう。
個別キャンペーン管理画面(オレンジ色)のサイドメニュー[キャンペーン]>[メール]内の[送信ウィザード]をクリックします。
クリック後、[送信ウィザード]の[登録情報]画面に遷移します。
今回は、以下のような設定値にしましょう。
設定値の詳細は、こちらのマニュアルからもご確認いただけます。
項目名および設定値 |
詳細 |
送信対象者の検索条件: 任意の検索条件を選択します。 |
メールを送信したい、対象の検索条件を選択します。 |
DM許可: 希望する |
リードのDMを希望する/希望しないの選択肢に沿って、メールが送信されます。リードが登録される際のデフォルト値は「希望する」です。 |
送信済の人も含めて送信する: しない |
同じメールテンプレートを過去送信したことのあるリードに対して、メールを送信するか否かを指定できます。 |
Emailクリックカウント: する |
メール本文内にURLが存在している場合、どのリードがURLをクリックしたのか判別できます。 |
本文を送信履歴に保存: する |
どういったメールを送信したのか、履歴を保存するか否かを指定できます。 |
送信者指定方法: 検索条件指定 |
送信者が大勢いる場合は、[検索条件指定]を選択します。 指定した検索条件に対して、メールを送信したい対象者が10名程などの場合は、[送信ユーザ指定]がおすすめです。 |
メールテンプレート: 任意のメールテンプレートを指定します。 |
送信したいメールテンプレートを選択します。 |
設定後、下部に表示されている[次へ]をクリックします。
次に「クリックカウント」の設定画面に遷移します。
本文にURLが含まれる場合は、クリックカウントを取得したいURLにチェックを入れます。
設定後、左上に表示されている[次へ]をクリックします。
次はメールの配信予約を行います。
予約となるため、「予約配信」の枠内の設定を行うようにしましょう。
今回の例の場合、セミナーの開催簿は4月1日(土)となるため、1週間前のリマインドメールは3月24日(金)または3月25日(土)のどちらかに行います。
日時を設定したら、[メールの送信を予約する]をクリックします。
下記画像は平日に送信されるように設定を行っています。
以上で設定は終了となります。
3日前や別日時でメールの送信予約を行いたい場合は、改めて送信ウィザードを登録することで可能です。
キャンペーンの公開方法
セミナーの申込WEBフォームを公開する
SMPでキャンペーンの作成やメール(申込完了メール、リマインドメール)の設定が完了したら、申込フォームを公開しましょう。
申込フォームを公開することで、お客様はセミナーへの参加申し込みを行うことが可能となります
また、リマインドメールを設定する際は以下のポイントを意識しましょう。
- 公開するURLは「詳細ページ」のURLにしましょう。
キャンペーンを登録する際に設定した、「日時」やセミナーの「詳細」などを表示させることができます。
- 詳細ページのURLは「https://{お客様ドメイン}/public/seminar/view/**」です。
個別キャンペーン管理画面(オレンジ色画面)の[キャンペーン]>サイドメニュー[一覧]の左上に表示されている[来場側詳細WEBページ(代理登録利用可)]へアクセスすることで確認できます。
全キャンペーン管理画面(青い画面)のサイドメニュー[キャンペーン]>[一覧]をクリックします。
キャンペーンの[一覧]に遷移後、先ほど作成したキャンペーン名の行に表示される[管理開始]をクリックします。
個別キャンペーン管理画面(オレンジ色)の画面に遷移後、以下の設定を行って下さい。
手順
キャンペーンの状態を変更する
上部[編集]をクリックし、キャンペーンの詳細編集画面に遷移します。
[項目名:状態]の値を[公開]に変更し、最下部の[登録]をクリックします。
キャンペーンが公開されているのか確認したい場合は、申込フォームのURLをブラウザのシークレット/プライベートモードで開き、申込フォームへ遷移できている状態なのかを確認してください。
申込フォームのURLは以下から確認することができます。
個別キャンペーン管理画面(オレンジ色画面)の[キャンペーン]>サイドメニュー[一覧]の左上に表示されている[来場側詳細WEBページ(代理登録利用可)]のURL
セミナー開催時の来場受付
SMPに来場したセミナー参加者を登録する
SMPで実際にセミナーへ参加いただいたお客様の「来場登録」を行いましょう。
いただいた名刺情報をもとに「来場登録」をSMPのリード情報に行うことで、申込したお客様の中で実際にセミナーに参加いただいたお客様を把握することができます。
SMPではQRコードなどを用いた、リードの来場登録も可能となります。
今回は、セミナー参加者の来場登録を手動で行う手順をご説明いたします。
まず初めに、全キャンペーン管理画面(青い画面)のサイドメニュー[キャンペーン]>[一覧]をクリックします。
キャンペーンの[一覧]に遷移後、作成したセミナー用キャンペーン名の行に表示される[管理開始]をクリックします。
個別キャンペーン管理画面(オレンジ色)のサイドメニュー[リード]>[一覧]をクリックします。
リード一覧の画面にて、以下の設定を行って下さい。
手順
手動で来場登録を行う
いただいた名刺の情報や、来場の際に伺った参加者の氏名をもとに、SMPに来場登録を行いましょう。
リード一覧の上部検索部分を用います。
[名前:姓]に検索したい氏名を入力し、[検索開始]をクリックします。
検索し、抽出されたリードの左側のチェックボックスにチェックを入れます。
[選択した行の操作]をクリックし、[入場登録]をクリックします。
[会場来場]という項目にチェックが入った状態が、来場登録できた状態となります。
セミナー終了後のサンクスメール
セミナー参加者へ、参加いただいたお礼メールを送信する
SMPから、セミナーへ参加いただいたお客様に対して、お礼メールを送信しましょう。
また、お礼メールはセミナー申込は行ったが当日参加できなかったお客様に対してのフォローも忘れずに行いましょう。
メールの送信設定は、送信ウィザードを活用して自動的に対象者に対してメールを送信できる状態にしましょう。
ここでは、セミナー参加者の検索条件の一例をご紹介します。
また、お礼メールの送信は、「セミナー開催の1週間前や3日前に送信する「リマインドメール」を設定する」と同じ設定方法となります。
全キャンペーン管理画面(青い画面)のサイドメニュー[キャンペーン]>[一覧]をクリックします。
キャンペーンの[一覧]に遷移後、先ほど作成したキャンペーン名の行に表示される[管理開始]をクリックします。
個別キャンペーン管理画面(オレンジ色)の画面に遷移後、以下の設定を行って下さい。
手順
複合検索画面に遷移する
個別キャンペーン管理画面(オレンジ色)のサイドメニュー[リード]>[一覧]をクリックします。
遷移後、以下の詳細検索を参照し、メール送信に用いたい場合は[検索条件の保存(全ユーザー使用可)]を行ってください。
■セミナーに参加いただいた方へのみメールを送信したい場合の検索条件
■セミナーへ参加はできなかったが申し込みいただいた方にメールを送信したい場合の検索条件
04まとめ
セミナー実施の流れやポイントを確認することはできましたか?
SMPでは、事前受付からセミナー終了後のお礼メール送信など、一連の業務で活用することが可能です。
ここで紹介したポイントをセミナーに取り入れるながら、SMPで見込み顧客を増やしていきましょう。
SMPを活用したセミナーの実施方法を知る事で、見込み顧客を増やす状態を作り上げることができます。