この記事では、毎月の目標の実績状況を把握する方法について具体的な設計例を基に、SMPの設計・構築方法についてを解説しています。
ゴール機能とは?
マーケティング目標の予実管理を行うための機能です。当月・年間のマーケティング目標の指標を商談数とした場合に、事前にゴール条件に合致するリードを定義し、ゴール到達したリード数の実績と目標との乖離を可視化し、その達成度合いを評価、分析することができます。
具体的には、活動結果に商談が入ったリード数を毎月10人獲得を目標の指標を追う場合、活動結果に商談が入ったリード数をゴール対象とすることで、評価を分析できます。
この記事は、以下の5つの設計や構築が完了されているお客様向けの記事となっています。各機能の設計が完了していないお客様は以下記事を先に参照してください。
対象の記事
機能一覧
今回の説明する機能の一覧は以下の通りです。
[リード]>[活動履歴の項目設定]
[リード]>[基本項目設定]
[ゴール]>[ゴール一覧]
[ダッシュボード>]>[サムネイル一覧]
1. ゴール機能とは?
当月・年間のマーケティング目標の指標を商談数とした場合に、事前にゴール条件に合致するリードを定義し、ゴール到達したリード数の実績と目標との乖離を可視化し、その達成度合いを評価、分析することができます。
ゴール機能には、5つのメリットがあります。
<メリット>
- 部署の共通認識として目標を把握をすることができる
- グラフで目標達成状況の推移を視覚的に把握することができる
- 改善した結果として、実績数値の変化を確認することができる
- 1度ゴールを設定すれば、毎月自動更新される
- 無料 ※担当営業へゴール機能有効化依頼は必要
図1:ゴール機能の目標達成状況の把握レポート |
<デメリット>
- カスタマイズ性が低い
ゴール機能有効化依頼
ゴール機能をご利用いただくためには、事前に以下の2つの機能の有効化とロール設定が必要です。
※ダッシュボード機能の有効化については、担当営業へご連絡ください。
2. ゴール機能の設計例
ここでは、ゴール機能の目標設定について基本的な考え方について解説します。
ゴール機能では以下の4つのゴールの種類があります。
項目名 | 目的(意図) |
---|---|
商談をゴールとして設定する | 毎月商談を〇件獲得する目標を設定する場合に利用する。 |
資料請求をゴールとして設定する |
毎月資料請求や問い合わせへの申込を〇件獲得する目標を設定する場合に利用する。 |
リード獲得をゴールとして設定する | 毎月新規登録されたリードを〇件獲得する目標を設定する場合に利用する。 |
その他詳細をゴールとして設定する | 毎月のゴール設定を上記の3つより詳細な条件での獲得する目標を設定する場合に利用する。 |
毎月商談を10件獲得する目標をお持ちの場合に、「商談をゴールとして設定する」を利用することで、 以下のようなレポートの作成できます。
図2:商談をゴールとして設定した例 |
- グラフ構成要素:縦軸が指標数値/横軸が期間。
- ゴール到達目標:オレンジの折れ線。現時点の実績獲得ペースから算出した月末時点の実績予想数を表示。
- ゴール到達数:ブルーの縦棒。「日次ゴール実績値」または「月次ゴール実績値」。
ゴール機能の設定できる種類については、以下マニュアルにて詳細な解説をしています。
以下マニュアルをご確認いただき、ゴールの設定できる種類を理解した状態にしてください。
ゴール設定種類の記事
3.実装してみる
ここでは、前項で解説したゴール例を基に予実管理レポートまでの具体的な設計・実装手順について解説します。
3.1. SMPゴール機能とダッシュボード機能を有効化する
このステップでは、上記例であげた目標に実績状況を把握するために、ゴール機能を有効化し、利用できるようにします。
ゴール機能を利用する方法については、以下マニュアルにて詳細な解説をしています。
以下マニュアルをご確認いただき、ゴールとダッシュボードを利用できる状態にしてください。
3.2. ゴール指標とする項目を事前に作成する
このステップでは、上記例であげた目標に実績状況を把握するために、ゴールの指標をする項目を事前に用意し、ゴール機能で利用できるようにします。
今回は上記の例で挙げた商談をゴールとするために、リードの項目または活動履歴の項目を作成します。
以下では、SMPの活動履歴に「活動結果」項目を作成し、その選択肢に商談を作成する例を紹介します。
項目名 | 選択肢 | 種別 | 説明 |
---|---|---|---|
活動結果 | 継続フォロー/商談/アーカイブ | ラジオボタン | 貴社に合わせた活動結果状況の項目を追加します。 |
リードの項目または活動履歴の項目の作成方法については、以下記事にて詳細な解説をしています。
以下記事をご確認いただき、ゴールで上記の項目を利用できる状態にしてください。
3.3. ゴールの設定をする
このステップでは、上記例であげた目標に実績状況を把握するために、ゴール機能を設定します。
以下では、上記例であげた目標に実績状況を把握するために、前のステップでゴールの指標とする項目のその選択肢に一致したリードを到達させる例を紹介します。
- 全キャンペーン(セミナー)管理モード>[ゴール]タブ>[ゴール一覧]メニューを開きます。
- 新規登録する場合には、[商談をゴールとして設定する]ボタン(※1)をクリックします。
- [1. ゴール種別を選択する]内のゴール名を入力します。
- 3.2で作成した項目を選ぶため、[2. ゴール到達リードの条件を設定する]の[活動履歴の項目を使用する]を選びます。
- 「到達リードの条件:[活動結果]の項目で、[商談]が選択されたリードをゴール到達者として設定する。」を選びます
- [毎月一定の数値を目標とする]を選び、[10]人を入力します。
- [登録]をクリックします。
(※1)既にゴールを登録されている場合は、画面上部の[新規登録]ボタンをクリックし、[商談をゴールとして設定する]ボタンをクリックします。
今回は上記の例で挙げた商談をゴールとするためのゴールの設定方法については、以下記事にて詳細な解説をしています。
以下記事をご確認いただき、ゴール機能で商談を管理できる状態にしてください。
ゴールに関するマニュアル
3.4. 毎月、予実管理レポートで目標に対する実績状況を確認する
このステップでは、上記例であげた目標に実績状況を把握するために、設定したゴール機能での予実管理レポートを確認します。
本予実管理レポートで、目標と実績の数値を可視化し、その達成度合いを評価、分析いたします。
実績が目標と乖離している場合には、追加施策を検討、実施します。
予実管理レポートのポイント
予実管理レポートを作成できましたら、以下のポイントを確認します。
- 指標の定義(基準)の抜け漏れはないか
- 指標の定義(基準)は定量評価ができるか
今回は上記の例で挙げた商談をゴールでの予実管理レポートの確認方法については、以下記事にて詳細な解説をしています。
以下記事をご確認いただき、目標として設定した商談の状況を確認できる状態にしてください。
予実管理レポートに関するマニュアル
4.まとめ
今回は、 毎月の目標の実績状況を把握する方法について具体的な設計例を基に、SMPの設計・構築方法を紹介しました。
実際のお客様業務で、目標の実績を状況をより詳細に分析してく必要があります。
SMPでは、より詳細な分析を行うために、オリジナルダッシュボード機能 というものを提供しています。
この機能を利用することで、「目標値」を月毎に設定することや「実績の内訳」(どこからその実績が発生したのか)という情報を加えることで、実績に対する傾向分析や状況の把握が視覚的に把握するお客様専用のダッシュボードを作成ことができます。
こちらの機能利用及び、設計方法のご相談については、トレーニング担当または担当営業へご連絡ください。
オリジナルダッシュボード機能マニュアル
5. 関連動画
6.関連FAQ