「せっかく時間をかけて作ったウェビナー、もっと活用したいけど、どうすればいいの?」
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。ライブ配信だけでは、参加者の都合やタイムゾーンの違いなど、さまざまな要因で、多くの潜在顧客に情報を届けることができません。
しかし、ウェビナーのアーカイブ配信を活用することで、この課題を解決し、さらにビジネスの成長に繋げることが可能です。本記事では、ウェビナーのアーカイブ配信がいかに重要であるか、そして、SMPを活用することで、どのようにこれらの課題を解決できるのかについて詳しく解説していきます。
01ライブ配信だけではもったいない!
あなたは、ウェビナーを定期的に開催し、貴重な情報を発信しているかもしれません。しかし、ライブ配信だけでは、そのコンテンツのポテンシャルを最大限に引き出すことはできません。
例えば、ある企業では、ウェビナーのライブ配信後に、参加できなかった顧客からの問い合わせが殺到していました。
しかし、個別対応に時間がかかり、他の業務に支障が出てしまうという問題がありました。
そこで、この企業はウェビナーのアーカイブ配信を導入しました。
その結果、顧客は自分の好きな時間に好きなだけウェビナーを視聴できるようになり、問い合わせ件数が減少しました。
また、アーカイブ視聴データを分析することで、顧客の興味関心を把握し、よりパーソナライズされたマーケティングを行うことができるようになりました。
02製品/サービス・事例の説明
SMPの具体的な機能と、それがどのようにあなたのビジネスに貢献するかを見ていきましょう。
SMPが提供する製品の特徴
Zoom連携機能: SMPは、Zoomと連携することで、ウェビナーの視聴履歴を自動で取得し、一元管理することができます。
これにより、どのリードがどのウェビナーを視聴したか、という詳細なデータを把握できるため、よりパーソナライズされたフォローアップが可能になります。
多様な動画配信プラットフォームとの連携: YouTube、Vimeoなど、様々な動画配信プラットフォームとの連携も可能です。これにより、既存のインフラを活用しながら、簡単にアーカイブ配信を開始することができます。
視聴履歴の可視化: 視聴履歴を可視化することで、どの部分が視聴者に最も興味を持たれたのか、といった詳細な分析を行うことができます。この分析結果に基づいて、コンテンツの改善や、より効果的なマーケティング施策を立案することができます。
図1:Zoom連携機能の仕組み |
03運用例
SMPでアーカイブ配信を運用する流れ
ある企業では、SMPを導入することで、以下の成果を得ることができました。
アーカイブ配信の効率化: 従来は、アーカイブ配信に多大な手間と時間がかかっていましたが、SMPの導入することで動画の公開状態やリードの視聴履歴状況を一元管理できるため大幅に効率化されました。
リードのエンゲージメント向上: アーカイブ配信により、多くのリードがSMPに登録されたさまざまなウェビナーコンテンツにアクセスできるようになるため、エンゲージメントが向上しました。
成約率の向上: 視聴履歴データを分析することで、動画を視聴したリードの効果的なフォローアップを実施できます。動画を視聴してくれた興味関心度の高いリードに対してフォローアップを行うことで成約率の向上に貢献しました。
SMPでは以下の流れでウェビナー開催後のアーカイブ配信運用を行うことが可能です。
図2:アーカイブ配信運用の流れ |
ウェビナー開催~リードへのアクションまでの実施手順
SMPではウェビナー開催及び、集客を行うことができます。また、ZoomとSMPを簡単に連携でき、
リードごとのウェビナー視聴履歴(視聴開始時間、終了時間、視聴時間)をSMPで取得することができます。
そのデータを基に、ウェビナーを視聴したリードへのサンクスメール送信や、
一定時間以上視聴したリードの営業チームへの通知といった、効果的なマーケティング施策が実現できます。
詳細については、以下の記事を参照してください。
- サブキャンペーン機能と動画機能を利用することで、より効率的に配信を行うことができます。
- アーカイブ動画配信を実現するためステップは以下3つ!
アーカイブ動画の追加
SMPでは、YouTube、Vimeo、J-Stream Equipmedia、V-CUBE セミナーなどの動画配信プラットフォームとの連携が可能です。お客様がご契約されている動画配信プラットフォームに動画をアップロードしていただき、SMPへ連携する設定を行いましょう。
SMPへの動画の登録設定は、[全キャンペーン管理画面]>[WEB]>[動画]>[新規登録]より可能です。
画像1:動画登録画面 |
注意
・SMPに動画を登録する前に、各種配信プラットフォームに動画を登録する必要があります。
・上記赤枠の項目は必須登録になります。
・登録した動画を確認する際は、[公開制限]を[公開]にする必要があります。
サブキャンペーンの登録
アーカイブ一覧には、サブキャンペーン機能を利用します。1キャンペーンに対して、上記で登録したアーカイブ動画を1つ割り当てることで、アーカイブ動画の一覧を作成することができます。
デザインテンプレートの修正
アーカイブ一覧に動画を表示するには、まずデザインテンプレートを編集し、サブキャンペーンに動画タグを追加する必要があります。SMPの公開ページ(例えば、キャンペーン詳細ページやサブキャンペーン詳細ページ)では、$FORM変数を使うことで、簡単に動画プレーヤーを配置できます。動画を表示したい場所に$FORM変数を入力し、保存するだけで動画プレーヤーの設置が完了します。
アーカイブ動画一覧のデザインを変更したい場合は、以下の例やマニュアルを参考にして、デザインテンプレートをカスタマイズしてください。
- サブキャンペーン詳細画面(動画を埋め込むページ)のファイルパス
seminar/session/preview.html
- SMPに登録した動画を呼び出す$FORM変数
$FORM{videos}
注意
・作業を始める前には必ず.zipファイルや設定をバックアップ保存やメモをしておいてください
・$FORMを使用して設置する場合、「サブキャンペーンに動画を割り当てる」必要があります。
【例】「次へ」ボタンを削除する
サブキャンペーンのタイムテーブル画面には、デフォルトで「次へ」ボタンが表示されていますが、このボタンを削除することで、画面を動画一覧として活用することが可能です。
「次へ」ボタンを削除したい場合は、以下の手順に従って、該当コードを削除してください。
- 編集ファイルパス
seminar_base/application/application_flow_master_id/timetable/index.html
- 該当コード
<button type="submit" class="btn btn-primary btn-large">次へ<i class="icon-chevron-right icon-white"></i></button>
- 公開された動画の視聴状況は、管理画面から確認することができます
SMPでは、「動画時間」「視聴者数」「平均視聴時間(分)」「総視聴時間(時)「視聴者維持率」の5つの指標で動画コンテンツの評価をすることができます。人気コンテンツを一覧の上位に表示したり、不人気コンテンツの公開取りやめ、改善の判断指標にすることができます。
画像2:動画分析情報画面 |
- リードの動画視聴履歴を分析し、その結果に基づいて動画コンテンツを評価し、スコアを付けます。
- 付与されたスコアを使ってシナリオを実行し、マーケティング施策を進めることができます。
視聴したリードには、メールやインサイドセールスなどのアクションをおこしましょう。
SMPでは、複合検索機能にて視聴したリードの絞り込み検索を行うことができます。
画像3:[動画視聴履歴ブロック]を利用した複合検索例① |
【例:2】「〇〇ウェビナー」を「今月」「10分以上」視聴したリードを検索する
画像4:[動画視聴履歴ブロック]を利用した複合検索例② |
また、視聴状況に応じた、スコアリングの付与や、シナリオによる自動メール配信機能も提供しています。
04補足情報
サブキャンペーンについて
- SMPでのサブキャンペーンのご利用には有効化が必要となります。
- サブキャンペーンはオプション機能のため、別途料金が発生いたします。サブキャンペーンのご利用をご希望の際は、営業担当にご相談いただけますと幸いです。
デザインテンプレートについて
- デザインテンプレートのカスタマイズを行う際(htmlファイルを編集する際)は、html編集エディタ(Dreamweaverやサクラエディタ)などのご準備が必要になります。
- 作業を始める前には必ず.zipファイルや設定をバックアップ保存や
メモをしておいてください。
05関連情報
関連マニュアルにつきましては、下記をご確認ください。
06まとめ
ウェビナーアーカイブ配信を実施することで、リードの参加率向上、新規リード獲得、コンテンツの再利用性向上など、様々なメリットをもたらします。
SMPは、ウェビナーアーカイブ配信を効率的に行うための機能を多数搭載しており、貴社のマーケティング活動を強力にサポートします。ぜひ、SMPを活用して、ウェビナーの成果を最大化し、顧客との関係を深めていきましょう。