マーケティング用語における「送客」とは、集客した顧客を営業部門に送り実際の売上に繋げることを指します。
「送客」を行うことで営業部に商談化率の高いホットリードのリード情報が共有され、リードの行動等の実態に基づいたアプローチを検討することができ、実際の商談、売上に繋げることができます。
ここでは、SMPを活用した他部署へのリード送客方法についてご紹介します。
送客のメリットやデメリット、運用例の詳細に関しては「STEP03. 送客実績を作る」をご覧ください。
01送客の運用例
営業部に商談化率の高いホットリードのリード情報を引き渡すことによって、リードの行動等の実態に基づいたアプローチを検討することができ、実際の商談、売上に繋げることができます。
図1.送客のイメージ |
SMPでは、2種類の送客方法を運用することが可能です。
- SMPのリスト機能を利用して共有する方法
- 対象リードをCSVでダウンロードして共有する方法
2つの方法には、それぞれ下記表のようなメリットとデメリットが存在します。
みなさんがSMPをどのように運用しているかで、SMPを活用した送客方法は異なります。
表を参考に、どちらの送客方法が実施できそうなのか判断してみましょう。
メリット | デメリット | |
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SMPのリスト機能を利用して共有する方法 |
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対象リードをCSVでダウンロードして共有する方法 |
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02SMPで送客してみる
それでは実際に2つの方法をSMPで行う操作手順をご紹介します。
2.1 営業部がSMPにログインしてリード情報を確認する方法
ここでは、「今月獲得したリードに対して担当者を割り振り、担当者がリードの基本情報や申込状況を確認する方法」を事例としてご案内いたします。
図2.営業部がSMPにログインしてリード情報を確認する方法 |
- 獲得リードのリスト登録
- 営業担当者へ割り振り
- リード情報の確認
全キャンペーン管理モード>[リスト]タブ[一覧]>「新規登録」ボタンをクリックし、[リスト名]を入力し、「登録」ボタンをクリックします。
全キャンペーン管理モード>[リード]タブ[複合検索]より、以下の検索例のように設定し、リードを検索します。
図3.「今月新規獲得(SMPに登録)したリード」の検索例 |
複合検索の利用方法は、以下マニュアルもご参照ください。
手順1で抽出したリードをひとつのリストにまとめます。
- 手順2で検索後、項目名の行にあるチェックボックスにチェックを入れ、[全頁のすべてのリードを選択]にチェックを入れます。
プルダウンメニュー「選択した行の操作」より「リストへ追加」をクリックします。
図4.リード選択の方法
- 「選択」ボタンをクリックし、手順1で設定したリストを選択し、「OK」ボタンをクリックします。
リスト作成、およびリードのリスト追加に関しましては、以下マニュアルもご確認ください。
- 獲得リードのリスト登録
- 営業担当者へ割り振り
- リード情報の確認
以下マニュアルを参考に、営業部はSMPにログインします。
全キャンペーン管理モード>[リード]タブ[基本項目設定]>「新規項目追加」ボタンをクリックし、リード基本項目を追加します。
- リードに対して営業担当者を割り振れるようなリード基本項目を新規作成します。
- 基本項目の追加は、全てのキャンペーンに影響が及ぶため、以下の設定で新規追加を行います。
・[表示/非表示]:管理者のみ表示
・[必須の可否]:必須にしない
図5.リード基本項目の新規追加の例
リード基本項目の作成に関しては、以下マニュアルをご参照ください。
ログイン後、作成したリストにアクセスしてリードを確認します。
[リスト]タブ[一覧]より該当リストの[リード数]のリンクから、リストに登録されている
リード一覧を確認します。
リストに入っているリードに対して、手順1で作成した項目に一括で営業担当者を割り振ることができます。
営業担当者(田中さん)が担当である、東京エリアの新規リードの担当者名に一括登録する場合の設定手順をご説明します。
- [リード]タブ[複合検索]にて以下の検索例のように検索条件をつくり、「検索」ボタンをクリックします。
図6.「リストID:1に入っている(今月獲得した)かつ住所に東京都が登録されているリード」の抽出例
- 検索後、項目名の行にあるチェックボックスにチェックを入れ、[全頁のすべてのリードを選択]にチェックを入れます。
- 画面右上の「検索結果の操作」プルダウンメニュー>[項目更新]をクリックします。
- [条件を選択]を[前画面にて選択した対象者]にします。
- 項目更新の条件を設定例のようにし、「確認」ボタンをクリックします。
図7.「リード情報を一括更新する」設定例
- 確認画面の「更新」ボタンをクリックします。
項目更新の利用方法について、詳細は以下マニュアルもご確認ください。
以下マニュアルを参考に、各営業に割り振ったリードを、リストから除外します。
- 獲得リードのリスト登録
- 営業担当者へ割り振り
- リード情報の確認
[リード]タブ[複合検索]にて、以下の検索例のように設定し、自分が担当しているリードを検索します。
図8.「自分が担当しているリード」の検索例 |
営業部は、リードの登録情報や過去の履歴等を確認し、アプローチを検討・実行します。
リードの詳細情報の確認方法は、以下のマニュアルをご参照ください。
以下マニュアルを参考に、リードに対して行ったアプローチや提案内容等を活動履歴として登録します。
2.2 SMPからCSVファイルをダウンロードして、営業部へリード情報を共有する方法
ここでは、「今月獲得したリードの申込履歴をダウンロードする方法」を事例としてご案内いたします。
図9.SMPからCSVを出力し、営業部へリード情報を共有する方法 |
全キャンペーン管理モード[リード]タブ[申込一覧]の検索欄にて、以下の項目に入力し「今月獲得したリード」を検索します。
-
登録日時:対象月の1日~末日
手順1で検索したリード一覧画面のまま、画面右上[検索結果の操作]>[CSVダウンロードメニュー]より、項目一覧のダウンロードしたい項目にチェックを入れて、「CSVダウンロード」をクリックします。
- 一度のCSVですべての履歴情報を含むリード情報をダウンロードすることはできません。
- ダウンロードしたい情報によって、ダウンロードする画面が異なります。ここでは「申込履歴」の情報をダウンロードする方法を記載しています。リード基本項目のみダウンロードしたい場合は、[リード]タブ[一覧]から、リードの履歴をダウンロードしたい場合は、[リード]タブ[履歴ダウンロード]よりダウンロードを行います。
それぞれの詳細手順は、以下のマニュアルをご確認ください。
ダウンロードしたファイルを営業部に引き渡します。
03まとめ
この記事では、SMPを活用したリードの送客方法についてご紹介しました。
リード情報を他部署へ共有することで、SMPに登録されている行動履歴や今までの商談実績などに基づいた効率的なアプローチが実現できます。
SMPに登録されたリード情報は、SMP内でのみ完結させるのではなく、必要に合わせて他部署へ共有し、マーケティング業務を円滑に進めていける状況を作り出しましょう。