SMPより送信したメールのクリック数が異常に多い場合、
リード以外のシステムがクリックを機械的に行なっている可能性があります。
この記事では、機械的なクリックが発生する原因と対処方法についてご説明いたします。
1.原因
メールに設定したクリックカウントURLは、リードごとに異なったURLとして作成されるため、
本来は配信先のリードしかクリックすることができません。
しかし特殊なケースで、リード以外のシステムがクリックを機械的に行うことがあります。
その特殊なケースは、大きく分けて2つあります。
[特殊なケース例]
(1).ボットによりランダムなURLがアクセスされるケース
データ収集や、サイトへの攻撃等の目的で、ランダムにURLへのアクセスを行うプログラム(ボット)が存在します。クリックカウントURLは、ボットからのランダムなアクセスを防ぐために、予測しづらい文字列を含んだURLを生成します。しかし、まれにボットのアクセスパターンにヒットし、アクセスされることがあります。
図1:ボットによるランダムなURLへのアクセスイメージ |
(2).セキュリティソフトによって機械的なセキュリティチェックが行われるケース
メール脅威対策の一環で、セキュリティツールを導入している企業が多く存在します。セキュリティツールの多くは、受信したメールに含まれるURLに対しアクセスしてチェックを行い、不正なコンテンツが存在しないかを確認します。
しかし、その場合、SMPは実際のリードからのアクセスか、セキュリティツールによるアクセスかを判定することができません。いずれの場合もクリック数を計上します。
図2:セキュリティソフトによる機械的アクセスイメージ |
- セキュリティツールによるアクセスは、性質上、メール本文に含まれるURLにまんべんなくアクセスされる傾向があります。
2.機械的なクリックかを見分ける方法
ウィザード送信履歴の詳細画面から、以下を確認します。
詳細画面から確認できる機械的なクリックの特徴として以下3つあります。
- 同じクリックカウントURLが、極端に多くの回数クリックされている
- フッター部の会社HPのURLなど、メール文面全体のURLが多数クリックされている
- 短期間(1秒以内)で複数のURLに対してクリックされている
以下では、特徴3に対しての確認方法をご説明いたします。
全キャンペーン>メール>ウィザード利用履歴
- 全キャンペーンのサイドメニューのメール>ウィザード利用履歴をクリックします
- クリック数が多いメールの[詳細]リンクをクリックします。
- ウィザード利用履歴画面より、クリック数の多いURL付近にある
★★★★★◯◯%(◯人)の人数のリンクをクリックします。 - リードの[詳細]リンクをクリックします。
- 該当リードの詳細画面にて下にスクロールしユーザアクセスログを確認します。
図3:機械的なクリックの可能性があるリードのユーザアクセス履歴例(jpg) |
図4:機械的なクリックの可能性があるリード例(gif) |
3.対処方法
機械的なクリックの可能性があるリードが確認できたら、個別メール送信履歴画面から、そのリードごとの該当メールに対してのクリックカウント数を確認します。
メールの効果測定を行う際には、そのクリックカウント数を全体数から除外し、計測します。
個別メール送信履歴の詳細は、下記ユーザマニュアルをご参照ください。
下記ユーザマニュアルも併せてご参考ください。
4.関連コンテンツ