ブラウザバックによって遷移したページのアクセスログを取得することはできますが、取得したアクセスログがブラウザバックによるものかどうかを判別することはできません。
1.同じアクセスログが取得される遷移について
例えば、ページA→ページB→ページCという順番で画面が遷移するとき、以下2つのパターンは同じアクセスログの形としてSMP上に残ります。
図1:アクセスログ取得パターン |
【①のパターン】ページBでブラウザバックを行い、以下の順番でアクセスした場合
1.ページAにアクセスし、ページBに遷移する
2.ページBからページAにブラウザバックで戻る
3.ページAから再度ページBに遷移する
4.ページBからページCに遷移する
【②のパターン】各ページのURLを複数のタブで表示し、以下の順番でアクセスした場合
1.ページAにアクセスし、ページBに新しいタブでアクセスする
2.再度ページAに新しいタブでアクセスする
3.再度ページBに新しいタブでアクセスする
4.ページCに新しいタブでアクセスする
保存されるアクセスログ
【①のパターン】【②のパターン】双方とも、同じ内容のアクセスログが記録されます。
1.ページAにアクセスした
2.ページBにアクセスした
3.ページAにアクセスした
4.ページCにアクセスした
図2:パターン①②のユーザーアクセスログ画面 |
ブラウザバックの有無にかからわず、画面を閲覧をした順番でトラッキングログが保存されます。そのため、SMPの管理画面からは、リードがブラウザバックを行ったか、「戻る」ボタン等をクリックして画面遷移を行ったかの判断はできまぜん。
2.ブラウザバック時の各デバイスにおけるアクセスログ取得可否
また、ブラウザバック時のアクセスログの取得可否は各ブラウザやそのブラウザの使用状況によって異なります。
ブラウザ |
FF |
Edge |
Chrome |
---|---|---|---|
バージョン |
88.01 |
44.18362.449.0 |
90.0.4430.212(Official Build) |
アクセスログ取得可否 |
〇 |
〇 |
〇 |
※2021/05/31時点では、上記ブラウザに関しては取得されることが確認されています。
注意事項
- 汎用ドメインと独自ドメインでブラウザバック時のアクセスログの取得状況が変わることはございません。
- キャッシュ(※)を利用した表示の場合、アクセスログを取得することはできません。
※キャッシュとは・・・表示したウェブページで閲覧したデータなどを一時的にブラウザが保存し、次回に表示する際にこのデータを使いすばやく表示する機能のこと