Webパーソナライズ機能のウィジェットターゲットでは様々な条件を設定することができます。
このコンテンツでは実施したい条件に合わせたウィジェットターゲットの設定例をご紹介します。
紹介内容と活用方法
ウィジェットターゲット機能を使うことで、設定したパーソナライズドウィジェットを誰に表示させるかのコントロールをすることができます。
条件として使用できるものは以下のとおりです。
- トラッキング履歴
- リード項目
- リスト所属状態
Webパーソナライズ機能の構成および、ウィジェットターゲットの詳細については下記マニュアルをご確認下さい。
手段
下記画面にて、ウィジェットターゲットの新規登録・編集を行うことが可能です。
WEB>ウィジェットターゲット>新規登録
図:ウィジェットターゲットの新規登録・編集画面 |
機能名 |
説明 |
---|---|
名前 |
ウィジェットターゲットの名前です。管理者が自由に設定することができます。 |
対象範囲 |
ターゲットの対象を「アノニマスのみ」「リードのみ」「両方(アノニマスおよびリード)」のいずれかから選択することができます。 「アノニマスのみ」を選択した場合、検索条件で「リード」「リスト」情報を持つのはリードのみなので条件を満たすことができない場合があります。「両方」を指定した場合でもこのような場合にリードのみが条件に適合する場合があります。 |
対象条件 |
ターゲットの条件を具体的に指定します。基本的には複合検索と同じように指定することができますが、以下のような差異があります。 ■条件指定可能な要素 ・リード ・トラッキング ・リスト ■注意事項 トラッキングでは以下の項目のみ指定できます。 ・訪問日時 ・URL ・アクセス回数 リストでは以下の項目のみ指定できます。 ・リストID 条件式で使用できるんは「AND」と「OR」のみです。 「AND NOT」は使用できません。 |
設定方法
ここではウィジェットターゲット新規登録・編集画面にて設定を行う際の、ターゲット設定例をパターンに分けていくつかご紹介します。
1.地理的属性
パターン1:東京在住の人が訪問したときのみ特定のコンテンツを表示させたい
対象範囲 |
項目 |
項目名 |
条件 |
値 |
---|---|---|---|---|
リードのみ |
リード |
都道府県 |
次の値を選択している |
東京 |
パターン2:日本人の訪問者と海外の訪問者に対して、コンテンツを出し分けたい
5/下記の2つのウィジェットターゲットを作成して、テスト対象のウィジェットパーツごとに紐づけを行う。
ターゲット1:日本人の訪問者
対象範囲 |
項目 |
項目名 |
条件 |
値 |
---|---|---|---|---|
リードのみ |
リード |
都道府県 |
次の値を選択していない |
海外 |
ターゲット2:海外の訪問者
対象範囲 |
項目 |
項目名 |
条件 |
値 |
---|---|---|---|---|
リードのみ |
リード |
都道府県 |
次の値を選択している |
海外 |
上記の設定を行い、紐づけが完了すると、パーソナライズウィジェット詳細画面では下記の設定内容を確認することができます。
図:パーソナライズウィジェット詳細画面 |
2.年齢別
パターン3:20代の訪問者と30代の訪問者に対して、コンテンツを出し分けたい
①リード基本項目でプルダウン形式で選択肢を「20代、30代、40代・・・」とした「年齢」項目を作成する。
②「ウィジェットターゲット登録」画面で、下記の2つのウィジェットターゲットを作成して、テスト対象のウィジェットパーツごとに紐づけを行う。
ターゲット1:20代の訪問者
対象範囲 |
項目 |
項目名 |
条件 |
値 |
---|---|---|---|---|
リードのみ |
リード |
①で作成した「年齢」 |
次の値を選択している |
20代 |
ターゲット2:30代の訪問者
対象範囲 |
項目 |
項目名 |
条件 |
値 |
---|---|---|---|---|
リードのみ |
リード |
①で作成した「年齢」 |
次の値を選択している |
30代 |
上記の設定を行い、紐づけが完了すると、パーソナライズウィジェット詳細画面では下記の設定内容を確認することができます。
図:パーソナライズウィジェット詳細画面 |
3.職種別
パターン4:2つのコンテンツを作成し、どちらのコンテンツが営業担当者の反応がいいかテストしたい
①リード基本項目で「職種」に関する項目をプルダウン形式で作成し、選択肢に「営業」を含める。
②「ウィジェットターゲット登録」画面で、下記のウィジェットターゲットを作成する。
対象範囲 |
項目 |
項目名 |
条件 |
値 |
---|---|---|---|---|
リードのみ |
リード |
①で作成した「職種」 |
次の値を選択している |
営業 |
③「検索対象ブロックの追加」で、[AND]・[リード]を選択して、リードブロックを追加する。
図:検索対象ブロックの追加 |
④下記のようにリードブロックを追加設定し、登録する。
対象範囲 |
項目 |
項目名 |
条件 |
値 |
---|---|---|---|---|
リードのみ |
リード |
リードID |
偶数 |
- |
⑤上記②~④と同様の手順にしたがって、下記ウィジェットターゲットを作成する。
対象範囲 |
項目 |
項目名 |
条件 |
値 |
---|---|---|---|---|
リードのみ |
リード |
①で作成した「職種」 |
次の値を選択している |
営業 |
リードのみ |
リード |
①で作成した「性別」 |
奇数 |
- |
⑥④と⑤で作成した2つのウィジェットターゲットをテスト対象のウィジェットパーツにそれぞれ紐づける。
4.行動属性
パターン5:アクセス回数が1回の人と、リピーターでコンテンツを出し分けたい。
①「ウィジェットターゲット登録」画面で、下記のウィジェットターゲットを作成する。
対象範囲 |
項目 |
項目名 |
条件 |
値 |
---|---|---|---|---|
両方(※1) |
トラッキング |
アクセス回数 |
次の値と一致する |
1 |
(※1)項目が「トラッキング」の場合は対象範囲は「匿名のみ」「両方」を指定することが可能です。
詳しくは下記FAQをご参照ください。
②「検索対象ブロックの追加」で、[AND]・[リード]を選択して、リードブロックを追加する。
図:検索対象ブロックの追加 |
③下記のようにリードブロックを追加設定し、登録する。
対象範囲 |
項目 |
項目名 |
条件 |
値 |
---|---|---|---|---|
両方 |
リード |
リードID |
偶数 |
- |
④上記②~③と同様の手順にしたがって、下記ウィジェットターゲットを作成する。
対象範囲 |
項目 |
項目名 |
条件 |
値 |
---|---|---|---|---|
両方 |
トラッキング |
アクセス回数 |
> |
1 |
両方 |
リード |
リードID |
奇数 |
- |
⑤④と⑤で作成した2つのウィジェットターゲットをテスト対象のウィジェットパーツにそれぞれ紐づける。
実行結果
1.[WEB]タブ>サイドメニューの[パーソナライズドウィジェット]をクリックし、パーソナライズドウィジェットの一覧ページが表示されたら、アクセス状況を見たいパーソナライズドウィジェットの[詳細]をクリックします。
図:パーソナライズドウィジェット画面 |
2.パーソナライズドウィジェット詳細画面が表示されたら、一番下にあるブロック[使用中ウィジェットパーツ]を確認します。
各項目の意味については以下のとおりになります。
図:使用中ウィジェットパーツ |
項目 |
内容 |
---|---|
ウィジェットパーツID |
ウィジェットパーツのIDです。システムが自動で発番します。 |
ウィジェットパーツ名 |
管理者が任意で命名することができるウィジェットパーツの名前です。 |
用途 |
ウィジェットパーツの用途です。「ポップアップ」か「埋め込み」のいずれかになります。 |
種別 |
ウィジェットパーツの種別です。「HTMLページ」または「申込フォーム」のいずれかになります。 |
有効 |
ウィジェットパーツが表示されるかどうかのステータスが表示されます。リンクをっクリックすることで有効・無効を切り替えることができます。編集でウィジェットパーツの紐付けを外すことができますが、外した場合はこの一覧の実績に表示されなくなりますので、ご注意ください。 |
表示回数 |
そのウィジェットパーツを表示した回数です。 |
表示者数 |
そのウィジェットパーツを表示した人数です。 |
表示リード数 |
そのウィジェットパーツを表示したリード数です。 |
URLクリック数 |
(HTMLページのみ)HTMLページにURLリンクがあった場合、そのURLリンクをクリックした回数です。 |
URLクリック者数 |
(HTMLページのみ)そのウィジェットパーツのURLリンクをクリックした人数です。 |
URLクリックリード数 |
(HTMLページのみ)そのウィジェットパーツのURLリンクをクリックしたリード数です。 |
申込数 |
(申込フォームのみ)そのウィジェットパーツから申込が行われた回数です。 |
申込者数 |
(申込フォームのみ)そのウィジェットパーツから申込が行われたリード数です。 |
3.「レポート期間」を入力し、適用ボタンをクリックすることで、表示回数や表示リード数などの集計項目について指定した期間の実績に絞り込にで表示させることが可能です。
初期状態では全期間の実績が集計されています。
注意事項
・本機能はトラッキング機能の有効化を前提としております。
トラッキング機能が有効化されていない場合、ウィジェットターゲットによる表示のコントロールは無効化し、すべてのWeb訪問者にパーソナライズドウィジェットで設定した内容でコンテンツが表示されます。
・トラッキング機能が有効化された状態であっても、ウィジェットタグを反映させるページにトラッキングjsが適用されていない場合はトラッキング機能無効時と同様にすべてのWeb訪問者にパーソナライズドウィジェットで設定した内容でコンテンツが表示されます。
・ウィジェットターゲットを新規登録または編集した場合、その設定した内容でパーソナライズドウィジェットの表示制御が行われるまで数分~最大数十分程度のタイムラグが発生します。 + ・対象範囲のみを指定して、対象条件を指定しない場合、全匿名や全アクセス者を指定することができます。