この記事では、WEBからのリード獲得の流入経路を構築できるWEBフォームの中で、「お問い合わせフォーム」という具体的な設計例を基に、SMPの設計・構築方法について解説します。
WEBフォームとは
WEBフォームとは、WEBからのリード獲得の流入経路を構築することができる機能です。例えば、車の購入を検討しているユーザーの購買ファネルのフェーズ(段階)によって、リードのニーズを汲み取るまたは情報を配信するための流入経路を構築する目的で行われます。
この記事は、「リード項目の設計及び構築」が完了されているお客様向けの記事となっています。各機能の設計が完了していないお客様は以下記事を先に参照してください。
機能一覧
今回の説明する機能の一覧は以下の通りです。
[キャンペーン]>[一覧]
[キャンペーン]>[フロー]
[リード]>[基本項目設定]
[アンケート]>[アンケートテンプレート]
[メール]>[メール設定]
[WEB]>[ヘッダーフッター編集]
1. WEBフォームとは?
WEBフォームとは、WEBからのリード獲得の流入経路を構築することができる機能です。
例えば、車の購入を検討しているユーザーの購買ファネルのフェーズ(段階)によって、リードのニーズを汲み取りやリードを獲得ための流入経路や接点を構築する目的で行われます。
お問い合わせフォームは、自社の商品やサービスに興味を持ったリードを獲得するためのフォームとして構築します。
そのためには、リードの同意のもと企業名、名前、部署名、役職、メールアドレスといった獲得できるよう設計することを推奨しております。
また、お問い合わせ件数や資料請求数を増やすためには、適切な相手へ的確なタイミングで情報を提供することで、リードの認知・興味度を向上させ、自社製品に注目してもらえるようなメール配信やWEBコンテンツ、セミナーやウェビナー、リードフォローなどを実施することで期待できます。
図1:管理画面とWEBフォーム |
このSMPのWEBフォームの機能を利用し、現在運用しているWEB上の各種登録フォームをSMPで作成したフォームへ移管していきましょう。SMPのWEBフォームを利用するメリットは以下の2点です。
- WEB流入からリード獲得+申込情報を自動的にSMPへ登録できる
- SMPへの申込を起点にメールシナリオを発火させる
今後の発展性を考え、SMPで「WEBフォーム」を構築することをおすすめしております。
2.WEBフォームの設計例
お問い合わせフォームとは、自社の商品やサービスに興味を持ったリードを獲得するためのフォームです。
リードを獲得時に必要な情報としては、リードの同意のもと企業名、名前、部署名、役職、メールアドレスといった獲得できるよう設計します。
今回は、上記の必要な情報を用いたシンプルなお問い合わせフォームを例について紹介します。
以下例では、リードに必要な情報のみに絞り込み、フォーム離脱率を防ぐように設定しております。 フォーム離脱率を防ぐ(フォームCV数の向上)ポイントは以下の3点を最小限で設計することです。
- リード項目・アンケート項目
- 画面上の情報
- 画面の遷移数
最初の段階での公開時には、ヘッダーフッターといった最低限の変更のみでリリースすることを推奨しております。 フォームデザインは自由度が高く大きく変更することも可能です。
図2:WEBフォーム設計例 |
今回の「図2:WEBフォーム設計例」で利用した項目は以下の9つです。今回、9番目のお問い合わせ内容は(※)アンケート項目で作成しております。
(※)アンケートとは、リードに対してWEBフォームに関する興味や関心を取得する際に利用します。リード項目とアンケート項目の違いやアンケートの基本的な操作・設定方法については以下、記事とマニュアルを確認してください。
アンケートの設定に関する記事
項目名 | 画面表示順 | 表示/非表示 | 必須可否 |
---|---|---|---|
個人情報規約への同意 | 1 | 表示 | 必須 |
氏名 | 2 | 表示 | 必須 |
会社名 | 3 | 表示 | 必須 |
部署 | 4 | 表示 | 必須 |
役職 | 5 | 表示 | - |
都道府県 | 6 | 表示 | 必須 |
電話番号 | 7 | 表示 | 必須 |
8 | 表示 | 必須 | |
お問い合わせ内容 | 9 | 表示 | - |
3. 構築してみる
ここでは、前項で解説したお問い合わせフォーム例を基にWEBフォームの具体的な設計・実装手順について解説します。
3.1.リード情報の管理項目を設計する
このステップでは、上記例であげたお問い合わせフォームを構築するために、
今回リードの項目として利用する項目に対して「画面表示順」「表示/非表示」「必須の可否」を設定します。
リードの管理項目の設定方法については、以下記事にて詳細な解説をしています。
以下記事をご確認いただき、お問い合わせフォームへの表示項目を設定してください。
リードの管理項目の設定に関する記事
3.2. キャンペーンの設定をする
このステップでは、上記例であげたお問い合わせフォームを構築するために、
今回のお問い合わせフォームを構築します。
お問い合わせフォームの構築方法については、以下記事にて詳細な解説をしています。
以下記事をご確認いただき、お問い合わせフォームを構築してください。
お問い合わせフォームの構築方法に関する記事
複数の商材がある場合
複数の商材がある場合には、以下2つの方法がございます。貴社の運用でどちらが良いかをご検討のうえ、実施ください。
- 商材数分のフォームを作成する
- 一つのフォーム上にアンケート項目「製品」等入れ、その情報で確認する
3.3.WEBへの表示デザインを調整する
このステップでは、上記例であげたお問い合わせフォームを構築するために、
今回のお問い合わせフォームのWEBデザイン調整をします。
お問い合わせフォームのWEBデザイン調整方法については、以下の手順をご確認いただき、お問い合わせフォームのWEBデザイン調整を実施してください。
- [全キャンペーン]>[WEB]メニュー>[ヘッダーフッター編集]メニューをクリックします。
- ヘッダー画像を選択・フッター文言を変更して登録します。
[全キャンペーン]≫[WEB]≫[ヘッダーフッター編集]メニュー≫[登録]ボタン
図5:デザイン調整 |
3.4. お問い合わせフォームを公開する
このステップでは、上記例であげたお問い合わせフォームを構築するために、
今回のお問い合わせフォームの公開テスト方法を実施した上で公開します。
お問い合わせフォームの申込テスト方法については、以下記事にて詳細な解説をしています。
以下記事をご確認いただき、お問い合わせフォームの申込テスト後に公開してください。
お問い合わせフォームの申込テスト方法
4. 獲得したリードを活用するには?
獲得したリードに対して、以下の3つ施策を実施することができます。リードに対して施策を実施することで見込み顧客を育成することが可能です。
- メール施策(セグメントメールやメルマガ)の実施
- 自社セミナー/ウェビナーの実施
- 行動履歴からのリードフォロー施策の実施
5.まとめ
今回は、リードを獲得時に必要な最低限の項目を用いたシンプルなお問い合わせフォームの例と、具体的な設計・実装方法ついて紹介しました。 実際のお客様業務では、リードに必要な情報をより詳細に分析し、お問い合わせフォームを構築してく必要があります。
また、お問い合わせ件数や資料請求数を増やすためには、適切な相手へ的確なタイミングで情報を提供することで、リードの認知・興味度を向上させ、自社製品に注目してもらえるようなメール配信やWEBコンテンツ、セミナーやウェビナー、リードフォローなどを実施することで期待できます。
ここでご紹介した4つのポイントを理解することで、リードインポートや施策を行う前の準備が整えることができるようになります。
6. 関連動画
7.関連FAQ