この記事では、SMPのメールテンプレートに設定された「エラー時返信先」へ送信されるエラーメールの通知仕様の変更および
お客様にご確認、ご対応いただきたいことに関してご説明いたします。
お客様側のメールサーバーの設定によっては、メールサーバー設定変更をご対応いただく必要があります。
メールサーバーの設定状況は貴社の「セキュリティ担当者」や「サーバー管理者」にてご確認いただくことを推奨いたします。
01エラーメールの通知仕様変更について
1.1 仕様変更の背景
SMPから [エラー時返信先] へ送信されるエラーメールが、エラー時返信先宛に届かない場合がある事象が発生しています。
エラーメールは、SMPから送信したメールが何らかの理由で「エラー」となった場合に、メールテンプレートの [エラー時返信先] に設定されたメールアドレスへ通知を行う仕組みです。
SMPのエラーメール通知仕様は、送信元メールアドレスと送信先メールアドレスを [エラー時返信先] に設定されたメールアドレスに指定して送信を行っています。この状態でメールの転送を行った場合、下記の理由でエラーメールの転送が宛先に到達しない可能性がある事が分かりました。
- 貴社DNSサーバーのSPFレコードにSMPのSPF用ドメインが登録されていない場合
- 貴社DNSサーバーに[エラー時返信先] に指定したメールドメインとしてDMARCレコードが設定されており、エラーメールの受信拒否をするような設定がされている場合
図1.仕様変更前のエラーメール通知のイメージ |
1.2 仕様変更時期および詳細
■エラーメール通知仕様の変更予定時期
2023年6月26日(月)
■仕様変更の詳細
送信元メールアドレス(Header From、EnvelopeFrom)を下記のように変更いたします。
送信元メールアドレスをSMPメールサーバーに変更する事により、SPFやDMARCの設定に依存したエラーメールの未達率が、低減される見込みです。
送信元メールアドレス(Header From)
現在のHeader From | 元々の送信したメールの宛先に準じたメールアドレス |
仕様変更後のHeader From | system@shanon-services.com |
Return-Path (Envelope From)
現在のEnvelope From | system@smartseminar.jp |
仕様変更後のEnvelope From | system@shanon-services.com |
02お客様にご確認、ご対応いただきたいこと
エラーメールの通知仕様変更に伴い、エラーメールの送信元メールアドレスが変更されます。
お客様のメールサーバーの設定で、ホワイトリスト形式の受信設定が行われている場合に、仕様変更後にエラーメールが受信できなくなる可能性があります。
■確認事項・お願い事項
[エラー時返信先] に指定したメールサーバーの受信環境で、受信設定をホワイトリスト形式管理している場合に、以下のメールドメインを新たに追加設定を行ってください。
shanon-services.com
確認にあたり、お客様のメールサーバーを管理している「セキュリティ担当者」や「サーバー管理者」にご確認いただくことを推奨いたします。