複合検索とシナリオ機能の組み合わせにて実現できます。
複合検索の条件に応じてシナリオ機能の処理を分岐させ、
別々に用意した2パターンのメールテンプレートを送り分けます。
本FAQでは例として以下の条件に沿った設定方法の手順をご案内します。
(1)管理者が、リード(申込者)項目に特定の値を入力(選択)した場合
例)
管理者が、リード(申込者)の「会員フラグ」という基本項目に「有効」という値を入力(選択)した場合
(2)指定した条件に合わせたメールアドレスにそれぞれ異なる内容のメールを通知したい場合
例)
・「担当営業Email」の基本項目に値が入力されている場合...
入力されているEmail宛にメールAを通知
・「担当営業Email」の基本項目に入力されていない場合...
指定する固定のEmail宛にメールBを通知
設定には大きく分けて、下記6ステップあります。
目次
【STEP1】メールA・メールBのメールテンプレート(2通分)を作成
- 全キャンペーン(セミナー)管理画面(青い画面)より、[メール]タブをクリックします。
- サイドメニュー[テンプレート一覧]をクリックします。
- [新規登録]をクリックします。
- タイトル、本文などを入力します。
- 用途:「シナリオ用」のチェックボックスのみにチェックを入れて「登録」ボタンをクリックします。
【STEP 2】検索条件の作成
- 全キャンペーン(セミナー)管理画面(青い画面)より、[リード(申込者)]タブをクリックします
- シナリオの対象となるリード(申込者)の条件を設定します。
例:基本項目「会員フラグ」が有効になっているリード(申込者)を抽出する検索条件
全キャンペーン(セミナー)管理>[リード(申込者)]タブ>[複合検索]をクリックし、
以下の通り設定します。
1. リード(申込者)
項目名:会員フラグ
条件:次の値を選択している
値:有効
検索種別:すべての条件に一致
式:1
※上記は一例になるため、運用に合わせて複合検索などで絞込みを行ってください。 - [検索条件を保存(全ユーザー使用可)]で検索条件を保存します。
【STEP 3】シナリオの登録(特定条件でのリード抽出)
会員フラグが有効になっているリードを抽出するためのシナリオ設定を行います。
特定の条件に一致したリード(申込者)を起点にメールを送信する場合は、[タイプ:バッチ]の利用になります。
バッチを毎日適用させて会員フラグが有効になっているリード(申込者)を抽出します。
- 全キャンペーン(セミナー)管理(青い画面)より、[シナリオ]タブに移動します。
- 「新規登録」ボタンをクリックします。
新規シナリオの項目を以下のように設定します。
--------------------------------------------
シナリオ名 :任意の名前
エラー通知先:任意のメールアドレス
繰り返し適用:任意(1度、当シナリオが適用された方を除外したい場合、不可を選択します。)
タイプ :バッチ
スケジュール:毎日
検索条件 :【STEP 2】で保存した検索条件
--------------------------------------------
【STEP 4】シナリオの登録(分岐設定)
基本項目名「担当営業Email」に値がある場合と値がない場合の
処理を分岐させるためのシナリオ設定を行います。
1つの条件に対して、メールを出し分けるには、「タイプ:フィルタ」という機能を使い、
シナリオ処理を分岐させます。
- メール配信を行いたいタイミングの「+」マークをクリックし、以下の設定を行い、[登録]ボタンをクリックします。
--------------------------------------------
タイプ :フィルタ
種別 :リード(申込者)項目値
待機期間 :任意
項目名 :「担当営業Email」
条件 :次の文字列と一致しない
値 :(空白)
--------------------------------------------
【STEP 5】シナリオの登録(条件一致のアクション設定)
リード(申込者)基本項目「担当営業Email」に値があるリード(申込者)の場合は、「担当営業E-mail」に入力されているメールアドレス宛にメール送信アクションを実行する設定を行います。
- メール送信アクションを以下のように設定し、「登録」ボタンをクリックします。
実線上の「+」マークに【STEP 4】で設定した条件に一致したリード(申込者)に行うアクションを、追加します。
--------------------------------------------
タイプ :アクション
種別 :メール送信
待機期間 :任意
(※例えば、3日と設定した場合は、バッチ処理がされてからの3日間の待機期間になります。)
テンプレート:【STEP1】で作成した「担当営業Email」の変数を差し込んだテンプレート
DM許可 :任意
送信済の宛先に送信:任意 ※一度送信したリード(申込者)に対し送信したくない場合「しない」にします。
クリックカウント:任意
本文を履歴に保存:任意 ※「する」を推奨します。
--------------------------------------------
【STEP 6】シナリオの登録(条件不一致のアクション設定)
リード(申込者)基本項目「担当営業E-mail」に値がないリード(申込者)の場合、
指定するメールアドレス宛にメール送信アクションを実行する設定を行います。
- メール送信アクションを以下のように設定し、「登録」ボタンをクリックします。
点線上の「+」マークに【STEP 4】で設定した条件に一致しなかったリード(申込者)に行うアクションを追加します。
--------------------------------------------
タイプ :アクション
種別 :メール送信
待機期間 :任意
(※例えば、3日と設定した場合は、バッチ処理がされてからの3日間の待機期間になります。)
テンプレート:【STEP1】で作成した「固定のメールアドレス」を差し込んだテンプレート
DM許可 :任意
送信済の宛先に送信:任意 ※一度送信したリード(申込者)に対し送信したくない場合「しない」にします。
クリックカウント:任意
本文を履歴に保存:任意 ※「する」を推奨します。
-------------------------------------------- - 右上の「未保存」ボタンを押して、保存します。
- テストリード(申込者)などを作成し、検証します。
ご留意ください
シナリオ機能はすべてのシャノンシステムドメインで処理能力を共有しています。このため、大量のリード(申込者)に対するシナリオ適用開始処理が同じ時間帯に行われると、
一時的に混雑し、処理が遅延する可能性があります。
そのため、メールの送信時刻の確約は出来かねますので、ご留意ください。
また、処理の遅延が許されない用途へのご利用はお控えください。
シナリオ機能はベストエフォート型のサービス提供といたしまして、
ご利用いただく前の注意事項として、以下のように記載しております。
「処理の遅延が許されない用途へのご利用はお控えください。」
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