私たちと一緒にSMPを活用することで、どんな未来を実現するのかイメージはできましたでしょうか?
本章では、次のステップから施策を実践していただくための準備として、マーケティング業務プロセスと成果の考え方についてご説明します。
ここで「なぜ、すぐに施策の実践に入らないの?」と思った方がいるかもしれません。
施策の実践に入る前にマーケティング業務プロセスと成果の考え方について理解していただく目的は、
施策を行っている最中にゴールを見失わないためになります。
このようなもやもやが蓄積したまま施策を実行してしまうと、「SMPを使って作業をすること」が目的になってしまい、「SMPを活用して成果を出すこと」という本来の目的を忘れてしまいます。
そのため、まずは施策を行う上でロードマップとなるマーケティング業務プロセスを理解したうえで、どのような成果を達成するために施策を実行するのか理解しましょう。
01マーケティング業務プロセスの考え方について理解しよう
次章から施策を実践していくためのまず最初の準備として、マーケティング業務プロセスの考え方について理解しましょう。
このマーケティング業務プロセスの設計をせずに施策に進んでしまうと、ゴールとマップのない道を進むことになり、施策を進める中で迷子になってしまいます。いわば、マーケティング業務プロセスは施策を進めるうえでのロードマップとなるのです。
では、このロードマップは具体的にどのような意味をもたらしてくれるのか?
マーケターは、実行しようとしている施策が会社の成長にどのように貢献するのかを説明できることを求められます。また、それは成果として数字で説明される必要があります。
マーケティング業務プロセスを把握し、成果の測定が可能になっている状態だからこそ、目標値がクリアになり、ボトルネックとなっている部分を明確にすることができるのです。
02何のために施策を実行するべきなのか考えよう
マーケティング業務プロセスが設計できたら、続いて「何のために施策を実行するのか?」考えましょう。
施策を実行することの目的は、顧客の状態を変化させることにあります。
その変化が起きたかどうかは、数字的な成果として可視化されることで、課題発見・改善施策のサイクルが生まれ、最終的に顧客のエクスペリエンスを向上させることにつながります。
また、マーケティング業務プロセスの各工程ごとに成果目標となる指標を設定することで、それぞれのプロセスの担当者が、次のプロセスへ送る数値目標をもって施策に取り組むことができます。
前半の施策(ステップ3~ステップ5)では、プロセスごとに上記の図で示した4つの成果を追っていきます。
03施策を実践していこう!
マーケティング業務プロセスや成果の概念を意識しながら施策を進めていくことができると、
数字への目的意識が明確になり仕事の好循環を生むことにつながります。
ぜひ次章以降でもここでの考え方を忘れずに実践を進めてください。
それでは実際にステップ3から施策を実践していきましょう。