メインコンテンツへスキップ

デジタルマーケティングとは?メリットや役立つ資格、企業事例を紹介

デジタルマーケティングとは?メリットや役立つ資格、企業事例を紹介
デジタルマーケティングの施策といえば、Webサイト、メール、ウェビナー、Web広告などが基本。これらの施策を運用するだけでも大変ですが、2023年はAIが急速に浸透し、ChatGPTの活用も不可欠になっています。さらに、2024年はCookieレスにも備えていく必要があります。デジタルマーケティングの選択肢はさらに増えますが、それらを適切に活用して、自社が集客を効率よく増やすしくみをつくることが大事です。今回は、まずビギナー向けにデジタルマーケティングとは何か、最新事情、施策、ツールなどを基本から解説。後半では、すでにデジタルマーケティングを実践している方に役立つ、企業事例とシャノンが実践する施策例を紹介します。目次Toggleデジタルマーケティングとは何かデジタルマーケティングの定義と具体例デジタルマーケティングの最新事情は? 新技術を紹介デジタルマーケティングとWebマーケティングの違いデジタルマーケティングのメリットデジタルマーケティングの種類Webサイトの作成・運用改善デジタル広告メールマーケティングSNSマーケティングコンテンツマーケティング動画マーケティングウェビナーMEOデジタルマーケティングに役立つツールMA(マーケティングオートメーション)アクセス解析ツールCRMデジタルマーケティングで成果を上げるポイント適切なKPIを設定して、成果を測定し、施策の改善をするMAで業務効率化をはかる顧客志向のOnetoOneマーケティングを行うデジタルマーケティングに役立つ資格Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)Google広告の認定資格ウェブ解析士Webアナリスト検定ネットマーケティング検定IMA検定デジタルマーケティングの事例、シャノンのデジタルマーケティング施策事例を紹介企業と自治体のデジタルマーケティング事例シャノンが実践して成果があった、デジタルマーケティングの事例まとめデジタルマーケティングとは何かデジタルマーケティングの定義、デジタルマーケティングの最新事情をかんたんに解説します。デジタルマーケティングの定義と具体例デジタルマーケティングとは、デジタル技術を活用するマーケティング活動全般のことです。シンプルなメルマガやWebサイトによる集客もデジタルマーケティングの一種です。これらもデジタルマーケティングの重要な施策のひとつなのですが、デジタルデバイスや新しいサービスの進展とともに進化する、新たなデジタルマーケティング手法も取り入れて、活用していく必要があります。デジタルマーケティングの施策例Webサイトの運用デジタル広告メールマーケティングSNSマーケティングコンテンツマーケティング動画マーケティングウェビナーMEO表の各施策については、のちほど解説します。デジタルマーケティングでは従来のメルマガやWebサイトによる集客の履歴も重要です。そこで蓄積された顧客データをさらに集約して「ビッグデータ」を管理・分析していくことは、デジタルマーケティングの重要なポイントのひとつです。デジタルマーケティングの最新事情は? 新技術を紹介現在、多くの企業がデジタルマーケティングを実践しています。現在取り組んでいるデジタルマーケティングの施策ウェブサイト65.4%メールマガジン57.0%ウェビナー57.9%動画37.4%上記は、シャノンが開催しているウェビナーの参加者に対するアンケートの集計です。Webサイト、メールマガジン、ウェビナー、動画などに多くの企業が取り組んでいることがわかります。デジタルマーケティングでは、まずこれらの基本施策を着実に実施することが重要です。さらに現在は、AIやメタバースなどの新技術が急速に発展しているので、これらも活用していくことができます。ChatGPTすぐに活用できるのが、ChatGPTを活用して各種の文章を整えることです。告知記事、ブログ記事、SNS投稿、ウェビナーのタイトルや案内文などに、幅広く応用ができます。参考:ChatGPTで業務効率化しよう!今すぐ使えるシャノンオリジナルプロンプトも紹介【検証】SNS投稿につかえるChatGPTのプロンプトとは?ChatGPTのなんか違うを解消、「自己批判・改善プロンプト」とはメタバース3Dでデジタルでの体験感を高められるメタバースは、BtoBビジネスでもウェビナーや展示会への活用が始まっています。参考:【2023年版】メタバースとは? 仮想空間でできることやメリット・デメリット、ビジネスへの活用を解説ヘッドレスCMSWebコンテンツをPC、スマートフォンだけでなく、あらゆるマルチデバイスに対応できるよう作成するためには、次世代Web制作技術である「ヘッドレスCMS」が有効です。API連携も容易なので、デジタルマーケティングを推進するために役立ちます。参考:ヘッドレスCMS導入のメリットと使い方は?マルチデバイス時代のCMSを知ろうCookieレス広告2024年のサードパーティークッキー廃止で新たなデジタル広告戦略が求められています。Cookieレス広告についても理解を深めておく必要があります。参考:Cookie規制の現状と、マーケティング部門がすぐやるべき5つの対策。シャノンが提案する新技術もご紹介!シャノン、広告配信プラットフォーム「SHANONアドクラウド」に「企業ターゲティング広告」を追加デジタルマーケティングとWebマーケティングの違いデジタルマーケティングと似た言葉でWebマーケティングがあります。Webマーケティングとは、Webサイト運営によって集客するマーケティング活動のことで、具体的には、「オウンドメディア」「SEO」「Web広告」などがあります。一方デジタルマーケティングにはデジタル分野でWeb以外の以下のような要素が含まれます。ウェビナーデジタルサイネージ(タクシー、商店街、駅などに設置されたデジタル広告)O2O(OnlinetoOffline、デジタルからリアルへの誘導)名刺交換や電話問い合わせのデータ化図のように、Webマーケティングはデジタルマーケティングの一部です。 参考:タクシー広告とは?なぜBtoBに向いているのか、メリットや費用感、事例を紹介O2Oマーケティングとは。用語解説と具体例、最新情報もチェック!デジタルマーケティングのメリットデジタルマーケティングのメリットとして、以下が挙げられます。コストパフォーマンスが高いたとえばアナログの施策であるDMを見込み客に送付する場合、印刷代や郵送料がかかりますが、メルマガでは大幅にコストを削減できます。対面のセミナーを開催するときは会場費がかかりますがウェビナーでは不要で、参加者も交通費と移動時間が不要になります。このように、同等のアナログ施策と比較してコストが低く、時間的にも効率よく施策を進められることが大きなメリットです。リアルタイムで情報を得て、スピーディーに対応できる広告をクリックしてWebサイトを訪問した人、Webサイトから資料をダウンロードした人などの情報をリアルタイムで取得できます。このため、広告やキャンペーンの効果測定や施策の改善がしやすく、スピーディーな顧客フォローも可能です。Webパーソナライズ、リターゲティング広告など、デジタルならではの施策が可能WebパーソナライズはWebサイトを訪問するユーザーの興味・関心に基づいてWebページを出し分けする機能、リターゲティング広告はユーザーの閲覧履歴に基づいて広告を配信することです。今後はAIを活用した顧客対応なども進化していくと予測されます。データの集約・活用ができるデジタルマーケティングの複数の施策の結果を一元管理することにより、ユーザーデータの詳細な分析が可能で、調査結果に基づく新たな施策の展開ができます。デジタルマーケティングの種類デジタルマーケティングの種類、具体的な施策を紹介します。Webサイトの作成・運用自社のWebサイトで見込み客を集客することは、デジタルマーケティングの基本です。Webサイトは、キーワードによる自然検索のほか、Web広告をクリックしたときやメルマガをクリックしたときの誘導先となります。したがって、多くのユーザーが閲覧したときにわかりやすく、次のアクションがしやすいサイトの全体設計が重要です。SEO検索エンジンで自然検索されたときに上位に表示されるための施策がSEOです。Googleの評価基準を理解して、質の高いコンテンツを作成することがポイントです。参考:SEOをわかりやすく解説!検索順位を上げるためにまずとるべき対策は?ホワイトペーパー顧客にとって役立つ資料を提供して、見込み客の情報を取得する施策がホワイトペーパーです。BtoBマーケティングには欠かせない施策です。参考:ホワイトペーパーとは?種類や作り方、ダウンロード数を上げるコツをシャノンの具体例とともに紹介LP(ランディングページ)検索や広告を経たユーザーが最初に見るページを「ランディングページ(LP)」と呼びます。LPの役割は、ユーザーに対して「資料ダウンロード」「ウェビナーへの申込」などのアクションを促すことです。参考:BtoBリード獲得のために不可欠なランディングページの最適化。LPの改善をどう進める?メリットデメリット集客や問い合わせ、購買などの起点となる自社が伝えたい情報を正確に発信できるブランディングに効果があり、採用にもつながるサイト運用にはある程度のスキルと知識が必要サーバー代やドメイン代などのランニングコストがかかる改善デジタル広告デジタル広告はインターネット広告、Web広告、オンライン広告などとも呼ばれ、今やテレビ広告を超える主要な広告手法です。デジタル広告の主な種類は次の通りです。リスティング広告・・・検索エンジンの画面にテキストで表示される広告ディスプレイ広告・・・Webサイトやアプリの広告枠にバナーで表示される広告ネイティブ広告・・・Webメディアサイトの決められた広告枠に掲載される広告リターゲティング広告・・・過去の閲覧履歴に基づいて表示される広告動画広告・・・WebサイトやSNSなどに動画で表示される広告SNS広告・・・SNS内に表示される広告タクシー広告・・・タクシー内のデジタルサイネージに表示される広告デジタル広告は、ユーザーの閲覧履歴やオーディエンスデータにより、広告を表示させるユーザーを細かくセグメントできます。ただし前述したように、2024年にサードパーティークッキーが廃止される予定なので、Cookieレスへの対応も準備していく必要があります。メリットデメリットターゲットを細かくセグメントできるアナログ広告より広告費が抑えられる効果測定がしやすい運用にはある程度のスキルと知識が必要継続的な効果検証とコンテンツの改善が必要参考:Web広告の種類と役割、効果的な運用方法を紹介!BtoBで費用対効果が高いと注目されるバンパー広告、その活用方法とは?ダイナミック広告とは?マーケティングで成果を上げる運用方法メールマーケティングメールマーケティングとは、Eメールを活用するマーケティング活動のことです。デジタルマーケティングが一般化する以前から、商品やサービスを案内するため「メルマガ」が活用されてきましたが、現代のデジタルマーケティングではメルマガ以外にも、以下のような手法が活用されています。メールマーケティングで使用するメールの種類メールマガジン(メルマガ)定期的に配信する。主にコンテンツマーケティングが目的だが、他の目的にも利用できる自由度が高いステップメール見込み客の何らかのアクションを起点に、あらかじめ用意された複数のメールを順番に自動配信するセグメントメールセグメントメール(ターゲティングメール)役職、地域、行動履歴などの属性で絞り込んだ対象にメールを配信するリターゲティングメール何らかの行動履歴がある見込み客に対して、次の行動を促すメールを配信する休眠発掘メール休眠状態の見込み客、過去の顧客などに向けて近況を尋ね、関係を維持するセグメントメール、ステップメールについては、それぞれ以下で解説しています。セグメントとは?意味や目的、分類方法、シャノンの事例「セグメントメール」も解説!売上をつくる決め手「ステップメール」とは?その効果的な運用方法メールマーケティングについては、シャノンが実践する方法と合わせ、以下で紹介しています。メールマーケティングの種類や手法を解説。180%集客がアップした、メールマーケティングのコツもご紹介!メリットデメリット低コストで手軽に始められるOnetoOneマーケティングが可能効果測定がしやすいメールが開封されない可能性がある継続的なコンテンツの提供が必要制作にリソースがかかるSNSマーケティングSNSマーケティングとは、X(旧Twitter)やInstagram、Facebookなどのソーシャルメディア(SNS)を活用するマーケティングです。BtoCマーケティングでは特に重要です。BtoBマーケティングでもXやFacebookなどが活用されています。企業がSNSの公式アカウントから情報を発信するほか、広告出稿が可能です。また、フォロワーの多い人に情報発信してもらう方法を「インフルエンサーマーケティング」といいます。主なSNSと特徴は次の通りです。SNSアクティブユーザー数主な活用範囲特徴Facebook約2,600万人BtoC、BtoBユーザーの年齢層が高く、実名で登録している社会人が多いInstagram約4,800万人BtoCユーザーの年齢層は10代から50代くらいまで幅広く、女性ユーザー数が多くかつ利用頻度も高い傾向LINE約8,600万人BtoC本国内において最も利用されている。スタンプ配布などでフォロワーを集客し、情報発信するスタイルが確立されているTikTok約950万人BtoC10代と20代の若年層のユーザーから最近は30代にも広がる。投稿は動画が中心X(旧Twitter)約4,500万人BtoC、BtoBユーザーの年齢層は幅広い。リツイート機能による拡散性があり、企業による公式アカウントが話題になることも参考:SNSマーケティングとは?5つの施策ポイントや成功事例、BtoBで有効な事例も紹介メリットデメリット商品やサービスの認知度向上商品やサービスのコンバージョン獲得企業ブランディングにつながる炎上などによるレピュテーションリスク定期的な投稿が必要運営にリソースがかかるコンテンツマーケティングコンテンツマーケティングとは、顧客にとって価値のあるコンテンツを提供することで、中長期的に自社の商品やサービスのファンを増やし、購入などの成果へつなげるマーケティング方法です。コンテンツマーケティングにはアナログな施策も含まれます。次のようなメディアやコンテンツが主な手段となります。メールマガジン・・・見込み客への継続的な情報提供オウンドメディア・・・自社のブログやメディアからユーザーに有効な情報を発信ホワイトペーパー・・・商品情報やノウハウをまとめた資料を提供SNS・・・企業公式アカウントの管理・運用このような施策により、潜在顧客に対しては「見つけてもらう」ことを目指し、既存顧客に対してはコミュニケーションを継続することでリピート需要を促します。コンテンツマーケティングは成果が出るまでに時間がかかりますが、作成したコンテンツは資産として貯まるので、長期的な目線で見るとコストパフォーマンスは良くなります。そのため、定期的な更新と継続が大事です。参考:コンテンツマーケティングとは?進め方、事例、コンテンツを増やすコツまでをご紹介メリットデメリット低コストで成果を上げられる潜在顧客にリーチできる自社のファンを増やせる成果が出るまでに時間がかかる定期的な投稿が必要運営にリソースがかかる動画マーケティング動画マーケティングとは、動画を活用したマーケティング方法全般です。ここまで紹介してきたコンテンツマーケティング、SNS、広告などでも、動画コンテンツが活用されます。動画はテキストに比べて情報量が多く、1分間の動画によって得られる情報量は、Webの3,600ページ分にも及ぶそうです(アメリカの調査会社フォレスター・リサーチの調査)。このため、動画の活用により効率よく情報を届けることができます。YouTubeに広告として配信するほか、一般のデジタル広告やSNS広告として配信することもあります。1つの動画コンテンツを自社のWebサイト、広告、SNSなどのメディアに展開することにより、費用対効果を高めることができます。参考:動画マーケティングとは?会社で活用するための手法を紹介メリットデメリット情報量が多く、イメージを伝えやすいさまざまな媒体に利用できる潜在層にもアプローチできる動画制作にリソースが必要動画制作の知識やノウハウが必要魅力のないクリエイティブは見られないウェビナーウェビナーとは、インターネットを通じてオンラインで開催されるセミナーのことです。対面のセミナーに比べて参加ハードルが低く、集客しやすいことが特徴です。ウェビナーは、コロナ禍に非接触で実施できるため急拡大し、現在は対面のセミナーとハイブリッドで活用されています。配信方法には、リアルタイムに配信する「ライブ配信」と、好きなときに見られる「オンデマンド(録画)配信」があります。ライブ配信のほうが参加者の視聴時間は圧倒的に長いですが、ライブ配信の補完としてオンデマンド配信を活用できます。シャノンは、2019年8月からウェビナーを毎月定期開催しています。年間で約75回、自社ウェビナーを開催し、2020年3月から2021年3月までの1年間で約11,500人を集めました。対面セミナーに比べて約5倍の集客ができています。ウェビナーは途中で離脱する参加者が多いのではないかという懸念がありますが、実践した結果は違いました。シャノンのウェビナーでは事前申込者のうち65~70%の人が当日に視聴URLを開き、30分の配信で平均22~25分間視聴されています。さらに参加者の85~90%が最後まで視聴していることから、ウェビナーは対面セミナーと変わらず、高い割合で最後まで視聴されることがわかりました。参考:ウェビナーとは?配信のはじめ方、メリットやデメリットから集客のコツまでをかんたん解説メリットデメリット対面より低コストで開催できる場所や人数の制限がない感染症対策になる通信トラブルのリスクがある参加者の反応がわかりにくい体験の深さは対面セミナーのほうが上MEOMEOとは「MapEngineOptimization」の略で、主にGoogleマップの最適化を指します。ローカルSEOとも呼ばれ、地域名+サービス名といった組み合わせで検索された際、自社の店舗が上位表示されるようにする取り組みです。最近はスマホでGoogleマップを見ながらお店を探す人が増えているので、地図上に優先的に表示されることで集客効果が期待できます。来店見込みの高いユーザーに訴求できるので、飲食店や美容室など、実店舗で地域のユーザーを対象にビジネスをする業界にとっては欠かせない施策です。具体的な対策としては、Googleビジネスプロフィールへ登録し、情報を入力していきます。Googleマップ上に表示されたお店には、口コミが書き込めます。店舗側からも返信できるので、顧客とのコミュニケーションも可能です。メリットデメリット低コストで実施できる実店舗の集客につながる競合が少ないので成果が出やすい口コミによる風評被害のリスクがある定期的な情報更新が必要実店舗以外では活用できない以下の動画は、BtoBのデジタルマーケティングで使われる専門用語を解説しています。さらに知識を得たい方は、ご活用ください。デジタルマーケティングに役立つツールデジタルマーケティングでは大量のデータを整備・管理・運用していくため、業務効率化が欠かせません。そのために役立つデジタルツールとして、以下があります。MA(マーケティングオートメーション)MAの正式名称はマーケティングオートメーションといい、マーケティングを自動化するツールです。デジタルマーケティングで最大限の効果を上げるためには欠かせないツールといえるでしょう。MAは、デジタル施策のほかアナログな施策についてもデジタルデータ化して一元管理します。MAによってできることとして、たとえば以下があります。見込み顧客(リード)の獲得と管理リードのデータクレンジング設定したシナリオに基づく自動メール配信リードのページ閲覧履歴を確認リードの興味・関心の程度をスコアリング名刺データのようなオフラインデータの取り込みセグメントメールによる集客力強化MAにより多様な施策とその成果を一元的に管理して、見込み客とのコミュニケーションを長期で継続することが可能です。見込み客が購買に至るまでの期間が半年~1年以上と長いBtoBマーケティングでは特に有効といえます。参考:マーケティングオートメーション(MA)とは?導入すべき理由、機能紹介から成功事例まで徹底紹介!アクセス解析ツールアクセス解析ツールは、Webサイトを訪問したユーザーの数や行動履歴、人気のページなどがわかります。無料でかつ代表的な「Googleアナリティクス(GA4)」をまず導入し、そこから得られるデータを活用しましょう。データをもとにWebサイトを改善して、集客アップを図ります。無料のGoogleサーチコンソールも合わせて導入することで、Googleから評価されやすいページへの改善に役立ちます。参考:アクセス解析とは?基礎知識から目的、分析方法、おすすめツールまでわかりやすく解説Googleアナリティクス(GA4)とは?使い方や導入方法、MAツール連携事例も紹介Googleサーチコンソールとは?検索順位を上げる使い方をかんたん解説!CRMCRMはCustomerRelationshipManagementの略で「顧客関係管理」と直訳されます。既存顧客の基本情報、取引状況、コミュニケーション履歴などを管理します。マーケティングでは新規に顧客を獲得するほか、既存顧客の顧客満足度を上げてリピート需要を獲得することも重要で、そのためにCRMが有効です。CRM活用により、顧客の志向を理解し、関係性を構築することにより、顧客満足度を高めることができます。既存顧客からの売上アップはもちろん、新規の見込み客獲得に役立つペルソナの設定も可能です。さらに、MAやSFAなど他のシステムとデータ連携することにより、多様なマーケティング施策に活用できます。参考:顧客理解に欠かせないCRMとは?マーケティングにどう役立てる?デジタルマーケティングで成果を上げるポイントデジタルマーケティングの施策は多岐にわたるので、成果を上げるためにはKPIが欠かせません。その他のポイントも合わせて紹介します。適切なKPIを設定して、成果を測定し、施策の改善をするKPIは「KeyPerformanceIndicator」の略で、施策や業務の達成度を測る指標です。KPIは各施策に1つずつ設定されることが多いです。定期的に結果を確認して、KPIと実績が乖離していれば、施策のやり方や施策そのものを見直して、改善をはかります。デジタルマーケティングでは、以下のようなKPIが用いられます。デジタルマーケティングのKPIの例PV、UUPVはWebページ閲覧回数、UUは訪問者数メルマガ開封率、クリック率メルマガが開封、クリックされている率/tdCV、CVR資料ダウンロード、ウェビナー申込などの数、割合獲得リード数マーケティング活動で獲得したリード数商談数、商談率獲得リードのうち、商談ができた数、割合CAC1人の顧客獲得にかかった単価MAで業務効率化をはかるデジタルマーケティングでは多くの施策を継続して実施していくので、さきほど紹介したMAツールをはじめとするデジタルツールで業務効率化をはかることが有効です。MA導入により、マーケティング担当者はデジタルマーケティングの戦略立案業務に専念することができ、成果を上げるための施策改善がしやすくなります。MAについては、「マーケティングオートメーション(MA)とは?導入すべき理由、機能紹介から成功事例まで徹底紹介!」で詳しく紹介しています。顧客志向のOnetoOneマーケティングを行うデジタルマーケティングに限らず、現代におけるマーケティングの基本原則のひとつが「顧客中心主義」です。インターネットとモバイルデバイスの普及によって顧客は自分で調べて購入を検討するようになり、現代では購買行動の主導権は顧客の側にあります。これをふまえ、顧客を理解し、顧客の意思に沿ったかたちで情報を届けることがデジタルマーケティングのポイントです。以下の記事では上記を含めた現代マーケティングの傾向を解説しています。参考:マーケティングとは?定義・戦略の解説と、マーケティングのコツがわかる事例を紹介!また、正しい顧客理解をもとに、一人一人に最適化したアプローチ施策を行うことを、「OnetoOneマーケティング」といいます。参考:OnetoOneマーケティングとは?MAで効率化できるその具体的手法を解説デジタルマーケティングに役立つ資格ご紹介してきたように、デジタルマーケティングでは最新のデジタルテクノロジーを理解してマーケティングに活用するための経験と知識が求められます。そこで、デジタルマーケティング職に役立つ資格を紹介します。マーケティング全般の資格については「たくさんあるマーケティングの資格、どれが役に立つ?分野別・おすすめ順でご紹介!」をご覧ください。※紹介している資格の受験料その他詳細は変更されることがあるので、必ず公式サイトで最新情報を確認してください。Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)デジタルマーケティングに欠かせないアクセス解析の資格の代表例として、Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)があります。Googleアナリティクスを使うスキルの認定資格で、初級者向け、上級者向けがあります。オンラインのアカデミーコースを視聴して学ぶことが可能です。受講・受験ともにオンラインで完結し、費用も無料です。資格の有効期間は1年間なので、継続的に学ぶ必要があります。Google広告の認定資格Googleは広告の認定資格も設けています。Google広告に関する理解度を証明する資格ですが、デジタル広告全般の知識の証明にもなります。現在取得できるGoogle広告の認定資格は「検索広告」「広告ディスプレイ」「広告動画」など11種類。いずれも1年間有効で、講座・受験ともにオンラインで完結し、費用も無料です。ウェブ解析士ウェブ解析士は、一般社団法人ウェブ解析士協会による認定資格です。同協会が提供する「ウェブ解析士認定講座」を受講後、認定試験を受けることが一般的ですが、受験のみも可能です。初回試験が17,600円(税込)で、講座受講料やテキスト代が別途かかります。上級資格として「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析士マスター」も用意されています。Webアナリスト検定Webアナリストは、一般社団法人日本Web協会による認定資格です。Googleアナリティクスを体系的に学んで実践に役立てることができます。協会認定運営会社が実施する1日の講座を受講後に受験するのが一般的ですが、受験のみも可能です。受講料などは主催者、会場によって異なります。『Webアナリスト検定公式テキスト』が別途必要です。ネットマーケティング検定ネットマーケティング検定は、株式会社サーティファイが主催し、株式会社ワールドエンブレムが監修している民間の検定資格です。Webを活用して、売上の拡大(新規顧客の獲得、既存顧客の維持)、各種ブランディング、顧客満足度向上、業務の効率化など、自社と市場との関係(接点)を構築する「インターネット・マーケティング」の基礎知識を証明します。公式サイトからサンプル問題を取得できます。検定料は6,000円(税込)です。IMA検定IMA検定は、クラウドマネージメント協会が運営する検定資格です。インターネット・マーケティングの実務スキルを学ぶオンライン講座を視聴して検定を受けます。検定には、マーケティング概論やアクセス解析などを講義で学ぶstandardコースと、コンバージョン対策、分析レポート作成などを実践的に学ぶprofessionalコースがあります。どちらのコースも受講料・受験料は19,800円(税込)です。合格認定ピンバッチの発行料が別途2,480円(税込)かかります。デジタルマーケティングの事例、シャノンのデジタルマーケティング施策事例を紹介企業と自治体の活用事例と、シャノンが実践しているおすすめのデジタルマーケティング施策について紹介します。企業と自治体のデジタルマーケティング事例■人数は変わらず商談を8倍にできた、株式会社アイアットOEC岡山県でクラウドサービスを提供するIT企業である同社は、BtoBのクラウドソリューションを全国展開しています。メール配信を自動化して業務を効率化するためにシャノンのMAを導入。自動送信と意識されないよう、きめ細かにシナリオを設計してステップメールを実施した結果、人的リソースは変わらないまま商談数を8倍に増やすことができました。■動画広告によるリブランディングで旅行者数をV字回復させた、福島県2011年の東日本大震災以降、福島県では旅行客が減少。イメージ回復とインバウンド回復のためにデジタルマーケティング戦略を展開しました。海外旅行者の興味関心を調査して、「ヒストリー」「アウトドア」「ヘルス」「ネイチャー」というテーマを掲げ、魅力的な旅のストーリーをYouTube動画広告で配信する「ダイヤモンドルート・ジャパン第一弾」の再生回数は、たちまち1,100万回に到達。キャンペーンの結果、訪日客数は震災前の水準を上回りました。シャノンが実践して成果があった、デジタルマーケティングの事例過去開催したウェビナー「今あるコンテンツからはじめる、デジタルマーケティング」の内容から紹介します。Webサイトの運用、メルマガ、ウェビナー開催など、現在実施している施策によって蓄積されたデータをさらに活用する方法です。■動画のアーカイブ配信により、集客力アップシャノンでは定期的にウェビナーを実施しています。人気があったウェビナーをアーカイブ化して、コンテンツとして活用する施策を立てました。しかし、どんなに人気の動画だとしても、長編のウェビナーは視聴されにくいという結果になりました。そこで動画を再構成し、短い動画を3日間で視聴する連載メール形式にしました。1回目のメールをクリックした人にのみ、次のメールを配信することをメール内にも明記しました。3回の連載メールはクリックした人にのみ、次回メールを送信するシナリオをあらかじめ設定して、自動送信しています。すると、動画視聴率は当初の7.8%から約80%へと大きく改善。3通目のメールに到達した人についてはインサイドセールスがフォローして、商談数をアップさせることができました。■複数製品の場合、共通資料請求フォームで情報を整理複数の製品を提供している企業の場合、資料請求ボタンから遷移するフォームに「興味のある製品を選ぶ」選択肢を設置します。これにより、リードの需要がある製品の絞り込みができます。興味のある製品についての情報は、以下の方法でさらに補完できます。資料をダウンロードしたリードがその後製品AのWebページを閲覧していたら、「興味範囲:製品A」のフラグを付与します。以降の施策では、製品Aの情報を届けるときに資料ダウンロード時の選択と興味フラグとで絞り込み、必要とする情報のみ、メール配信することができます。■資料請求フォームに動画を掲載で、CV率がアップ資料請求フォームをまで到達しながら、資料ダウンロードをしないまま離脱するユーザーは少なくありません。ページを見た人に資料請求のアクションを起こさせるために、動画が有効です。資料の内容を簡単に説明する動画を掲載した結果、CV率が175%アップしました。今回ご紹介した施策例を含めた動画「今あるコンテンツからはじめるデジタルマーケティング実践ガイド」を、以下よりご覧いただけます。まとめ本稿のポイントは以下の4点です。1.デジタルマーケティングの基本施策はWebサイト、メルマガなどです。一方、急速なデジタル技術の進展に対応して新しい手法が登場しています。今後はさらに多様な方法でデータを取得・蓄積・活用していくことが求められています。2.デジタルマーケティングのメリットとして、以下があります。・コストパフォーマンスが高い・リアルタイムで情報を得て、スピーディーに対応できる・Webパーソナライズ、リターゲティング広告など、デジタルならではの施策が可能・データの集約・活用ができる3.デジタルマーケティングの種類として、以下があります。・Webサイトの作成・運用・デジタル広告・メールマーケティング・SNSマーケティング・コンテンツマーケティング・動画マーケティング・ウェビナー・MEO4.デジタルマーケティングで成果を上げるポイントは以下です。・適切なKPIを設定して、成果を測定し、施策の改善をする・MAで業務効率化をはかる・顧客志向のOnetoOneマーケティングを行う最後に、シャノンのマーケティングオートメーションでは、データの一元管理による効率的なリード獲得とナーチャリングが可能です。また、シャノンコンテンツアシスタントでは、主にセミナー集客メールのタイトルと内容、記事集客メールのタイトルと内容、記事本文の生成が可能です。⇒マーケティング専用生成AIクラウドのサービスサイトはこちら
https://www.shanon.co.jp/blog/entry/digital_marketing/