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SMPforSalesforceの概要

SMPforSalesforceの概要
SMPforSalesforceの概要SFDCを利用するSMPユーザに対して、両システム間のデータ連携機能を提供します。例えば、SMPで登録されたリード情報をSFDCのLeadオブジェクトに反映(同期)したり、逆にSFDCのLead情報をSMPのリードに登録したりといった、相互のデータ連携が基本的にノンプログラミングで設定可能です。SMPにおいてはリードの他に、申込や活動履歴など主要な履歴情報が、SFDCにおいてはLead、Campaign等の標準オブジェクトのほか、任意のカスタムオブジェクトの取得・更新が可能です。SMPforSalesforceの特徴仕組みシステム要件機能概要サポート対象オブジェクトSMPforSalesforceの特徴主な特徴は、次のとおりです。相互連携(SMPからSFDCへ、あるいはSFDCからSMPへ)が可能SFDCの画面から、ノンプログラミングで設定可能バッチ処理で一定時間毎に連携を自動実行任意のタイミングでの手動実行も可能仕組み全体像SMPforSalesforceは、SFDCのForce.comプラットフォームで動作するアプリケーションとして実装しています。個別のSFDC組織に対して、パッケージをインストールすることで利用可能となります。SFDC上のデータに対してはApexコードを通じてSFDC内部経由でアクセスする一方、SMPに対してはSFDC環境からのAPIコールによってデータの取得・変更を行います。導入方法SMPforSalesforceは、インストールURLにアクセスすることで、顧客SFDC組織へのインストールが可能です。インストールするためには、Force.comアプリケーションインストール権限を持ったシステム管理者のアカウントが必要です。データ連携のための各種設定はインストール後、対象のSFDC組織へログインして行います。システム要件SMPforSalesforceのご利用にあたっては、最低限以下の条件を満たしている必要があります。導入対象のSFDC組織がEnterprise以上のエディションであること連携設定のために、導入対象のSFDC組織に連携設定と連携対象データに対する操作権限を持つ、標準ライセンスユーザーを用意できること実際の連携処理による更新処理の操作ユーザーとなるので、初期設定時だけではなく、連携処理をご利用になる期間を通じて有効なユーザーが必要です機能概要SMPforSalesforceに含まれる機能について、簡単に紹介します。SMP接続のための設定機能SMP接続設定連携対象のSMPへ接続するためのURLとAPIキー情報を設定します。データ連携を動作させるために1SMPドメインに対して有効な1組のAPI情報を設定する必要があります。複数の設定を保持することが可能ですが、同時に利用可能な設定はひとつのみです。なお、APIキー情報は暗号化して保存されます。表示上は暗号化された文字列が表示されるため、設定後にキー情報を画面から確認することはできません。設定の編集(再設定)は可能です。データ取得元と連携先の設定機能連携ジョブデータ連携を実現するためには、まず連携ジョブを設定します。これがバッチ実行の基本単位となります。バッチ実行の繰り返しタイミング(e.g.1時間ごと、3時間ごと、etc)を設定することで、連携処理の実行頻度を制御します。連携ジョブは複数設定することができます。その場合、設定された実行順序に従って、ひとつずつ順番に実行されます。スケジュールされたジョブは、SFDCのApexジョブとして実行されます。オブジェクトマッピング連携ジョブに対して、ひとつ以上のオブジェクトマッピングを設定します。ここで、SMP・SFDC双方の対象オブジェクト(リードやキャンペーンなど)レベルの連携方法を定義します。オブジェクトマッピングは、連携方向に応じて[SMP→SFDC]、[SFDC→SMP]、[SFDC→SFDC]のいずれかのタイプに分類されます。連携ジョブ下のオブジェクトマッピングは、実行順序に従ってひとつずつ順番に実行されます。項目マッピングオブジェクトマッピングに対してさらに、ひとつ以上の項目マッピングを設定します。ここで項目レベルのマッピング(たとえばリードで言えば名前や会社名などの項目)を設定します。データ取得制御のための設定機能APIパラメータSMPに対するデータ取得・更新はAPI経由で行うため、APIリクエストに付加する任意のパラメータを設定します。APIパラメータはオブジェクトマッピング単位で設定します。変数定義あるオブジェクトマッピング設定で取得したデータ項目は、配列型の変数として格納することで後続のオブジェクトマッピングで再利用することができます。データ変換のための設定機能フィルター連携するデータには定義済みのフィルターをかけることができま。例えば、アルファベットの大文字を小文字に変換したり、特定の文字列を追加したり、正規表現による置換を適用したりすることが可能です。テーブル変換連携するデータを予め定めたパターンに沿って置換する場合は、テーブル変換を利用することもできます。例えば、関東の県名を「関東」という文字列に変換したい場合、東京都→関東、神奈川県→関東、千葉県→関東、、、といった対応表を作成しておくことで、都道府県の入力をエリア名に変換して格納する、といったことが可能です。サポート対象オブジェクトSMPからデータ取得するための連携オブジェクトSMPのオブジェクトは、ひとつ以上のSMPAPIメソッドを利用してSMPから情報を取得します。例えば、「メール履歴」であればメール情報取得API(visitor.getMail)を主軸として、同時にリード情報取得API(visitor.get)を利用し、メール履歴にリード情報を付加したデータを取得します。オブジェクトごとの詳細については、「SMP連携オブジェクトリファレンス」ページをご参照ください。連携オブジェクト名参照するAPIメソッド(*=主軸となるメソッド)リードvisitor.get*キャンペーンseminar.get*サブキャンペーンseminar.getSession*キャンペーン申込visitor.getApplicationSeminar*visitor.getApplicationvisitor.getseminar.getFlowseminar.getサブキャンペーン申込visitor.getApplicationSession*visitor.getApplicationvisitor.getseminar.getFlowseminar.getseminar.getSessionキャンペーン申込アンケートvisitor.getApplicationSeminar*visitor.getApplicationvisitor.getseminar.getFlowseminar.getvisitor.getEnqueteenquetehistory.getサブキャンペーン申込アンケートvisitor.getApplicationSession*visitor.getApplicationvisitor.getseminar.getFlowseminar.getseminar.getSessionvisitor.getEnqueteenquetehistory.getキャンペーン来場visitor.getAttendanceSeminar*seminar.getvisitor.getサブキャンペーン来場visitor.getAttendanceSession*seminar.getSessionseminar.getvisitor.getメール履歴visitor.getMail*visitor.getクリックカウント履歴visitor.getClickcount*clickcounturl.getvisitor.getアンケート履歴visitor.getEnquete*enquetehistory.getvisitor.get活動履歴visitor.getActivity*visitor.get資料ダウンロード履歴visitor.getDocumentdownload*document.getvisitor.getWebトラッキング履歴visitor.getTrackingaccesslog*visitor.getWebトラッキングセッション履歴visitor.getTrackingsession*visitor.get割引履歴visitor.getDiscounthistory*seminar.getDiscountvisitor.getApplicationvisitor.get補足SMPから取得するデータの絞り込みにはAPIパラメータによる検索条件を指定します。APIパラメータは主軸となるAPIメソッドに対する条件指定となります。SMPへデータ登録・更新するための連携オブジェクトSFDCからSMPへの登録・更新・削除(キャンセル)を実行するSMP連携オブジェクト名と、利用するAPIメソッドの対応は以下のとおりです。(APIメソッド名の記載されていない処理は実行できません)連携オブジェクト名登録更新削除(キャンセル)リードvisitor.postvisitor.put-キャンペーンseminar.postseminar.put-サブキャンペーンseminar.postSessionseminar.putSession-キャンペーン申込application.post--キャンペーン申込キャンセル--application.deleteサブキャンペーン申込application.post--キャンペーン申込アンケートapplication.post--サブキャンペーン申込アンケートapplication.post--キャンペーン来場visitor.postAttendanceSeminar--サブキャンペーン来場visitor.postAttendanceSession--メール履歴―――クリックカウント履歴―――アンケート履歴―――活動履歴visitor.postActivityvisitor.putActivity-資料ダウンロード履歴―――Webトラッキング履歴―――Webトラッキングセッション履歴―――割引履歴―――SFDCからデータ取得・更新するためのオブジェクトSFDCのオブジェクトには、任意の標準オブジェクトおよびカスタムオブジェクトを指定可能です。また、SOQLを記述することで、任意の条件で取得データを絞り込むことができます。詳細は、「SMP連携オブジェクトリファレンス」ページをご参照ください。
https://smpdoc.shanon.co.jp/ja/cooperation/apex2/chapter002/