https://smpdoc.shanon.co.jp/ja/mail/other/chapter006/
エラーメールの対処方法
エラーメールの対処方法エラーメールの対処方法SHANONMARKETINGPLATFORM(以降、SMP)のメールにおける送信/受信の仕組みと送信結果の確認方法について説明します。メール送信/受信の仕組みについてメール送信/受信の流れメール送信結果の確認方法についてメール送信が正常終了した場合メール送信が失敗した場合送信結果がエラーとなる原因とその判別方法について受信拒否されている可能性がある場合メール送信結果に対するトラブル解決集送信ウィザード利用履歴画面やメール送信画面でエラー画面が表示される場合送信ウィザード利用履歴画面の「ステータス」が準備中のまま進まない場合お客様にメールが届かない場合メール送信/受信の仕組みについてメールを送信/受信するためには、様々なインターネット上で様々なやり取りが行われます。メール送信/受信の流れについて、以降をご参照ください。メール送信/受信の流れ①SMPで送信設定されたメールは、シャノンメールサーバー上で送信処理を行います。②シャノンメールサーバーは、インターネットを経由してDNSサーバーに宛先メールサーバーの問い合わせを行い、宛先メールサーバーを特定します。③シャノンメールサーバーは、インターネットを経由してSMTPという送信プロトコルで、宛先メールサーバーへメールを送信します。④宛先メールサーバーへ送信されたメールは、宛先メールサーバーに保存されます。⑤宛先のユーザーがメールの閲覧する時は、メールクライアント(Gmail、Outlook等)を利用し、宛先メールサーバーに保存されているメールを参照します。この際の通信は、電子メールの受信プロトコルであるPOP3等で行われます。用語の詳細は、次のとおりです。用語説明EmailアドレスEmailを送受信するための宛名や宛先です。実際の郵便物でいう所の住所と氏名にあたります。SMTPサーバーEmailを配送するためのメールサーバーです。送り主のサーバーと届け先のサーバー間で受け渡しを行います。実際の郵便物でいう所の郵便局です。DNSEmailの配送先を確認するサーバーです。宛先をどこのサーバーに送るのかを教えてくれるサーバーです。インターネットではメールアドレスだけでは送り先のサーバーが分からないので、メールドメインがどこのサーバーなのか分かる仕組みが必要で、いわゆる住所録になります。POPサーバーEmailを届け先に送るためのメールサーバーです。Emailアドレスが正しい宛先の場合に受信者に届きます。実際の郵便物でいう所の配達員です。メールクライアントEmailの送受信を行うアプリケーションです。一般的にはメールクライアント(OutlookやGmail)や一斉配信システム(SMP)を指します。メール送信結果の確認方法について送信結果は、個別メール送信履歴の一覧画面([メール][個別メール送信履歴])で送信結果が確認できます。詳細な確認方法は、「個別メール送信履歴を確認する」ページをご参照ください。メール送信が正常終了した場合シャノンメールサーバーへの宛先メールサーバーへメール送信が完了した場合、個別メール送信履歴一覧画面で「送信結果」が「正常」ステータスに更新されます。注意「正常」ステータスだったのに、時間を置いてエラーとなる(「エラー」ステータスに変わる)場合もありますので、「時間を置いてエラーとなる場合」をご参照ください。メール送信が失敗した場合シャノンメールサーバーへの宛先メールサーバーへメール送信の過程で異常が発生した場合、個別メール送信履歴一覧画面で「送信結果」が「エラー」ステータスに更新されます。「送信結果」が「エラー」となった場合、メールテンプレートで設定した「エラー時返信先」のメールアドレス宛てにエラー内容を通知します。また、エラーとなるタイミングは「即時エラーとなる場合」と「時間を置いてエラーとなる場合」の2種類があります。即時エラーとなる場合送信先メールサーバよりエラーの応答があり、即時エラーとする場合です。送信先メールサーバから受け取ったエラー内容をデータベースへ反映いたします。補足エラー原因で多く見られる応答コードは、”42550”(ユーザーがいない場合等)です。時間を置いてエラーとなる場合送り先メールサーバより送信成功の応答があったが、時間を置いてエラーメールが返信される場合です。エラー内容の詳細な判断ができかねるため、全て90000のエラーコードをデータベースへ反映いたします。送信結果がエラーとなる原因とその判別方法についてメール送信のエラーは、メール送信経路の各箇所で発生する可能性があり、発生箇所によって必要な確認内容や対処方法が異なります。エラーの種類と原因・対処方法については、「メール配信コード一覧」ページで公開しています。受信拒否されている可能性がある場合送信結果が受信拒否されている可能性がある(エラーコード「42553」)場合、宛先メールサーバー及び、宛先メールクライアント側で迷惑メール判定される、受信拒否される事象に対する対策は次のとおりです。次の「1」~「4」より、順番に対策を実施してください。補足・「1」と「2」は、迷惑メール判定・受信拒否対策として、必ず実施するようにお願いします。・「1」と「2」の対応を行った状態で、継続的に迷惑メール判定される、または受信拒否される場合は、「3」「4」の対応を検討してください。・「メール送信結果に対するトラブル解決集」も用意しておりますので、そちらもご参照ください。送信者E-mailアドレスのメールドメインに対してSPFレコードの設定を行います送信者E-mailアドレスのメールドメインに対して、SPFレコードが設定されていない場合、送信元をなりすましているメールと疑われ、受信拒否される場合があります。「送信ドメイン認証(SPFレコード設定)」ページをご参照の上、SPFレコードの設定をお願い致します。送信するメールテンプレートにDKIMの設定を行います送信するメールテンプレートにDKIMの設定がされていない場合、なりすましや改ざんが行われているメールと疑われ、受信拒否される場合があります。「DKIMの設定を管理する」ページをご参照の上、DKIMの設定をお願い致します。時間をおいてメールの再送を行います同じドメイン(メールアドレスの@より後ろの部分)に対して短時間に大量にメール送信した場合、スパムメール扱いとなり受信拒否される場合があります。スパムメール判定がされる基準は宛先メールサーバーにより異なるため、シャノンで具体的な原因調査はできません。スパムメール判定は時間が経過すると、解除される場合が多く、時間を置いてメール再送信を行う事で解決される可能性があります。宛先メールサーバーのシステム管理者へお問い合わせを行います短時間に大量にメール送信した時など、宛先メールサーバーでスパムメール扱いされた場合に、対象の送信者E-mailアドレスが、宛先メールサーバーのブラックリストに登録されていることがあります。宛先メールサーバーのブラックリスト登録状況はシャノンで確認することはできません。そのため、対象のお客様へ連絡をとり、相手企業様の情報システム部門へメールが送信できないことをお問い合わせしてください。相手企業様の情報システム部門へ問い合わせをする際は、「送信者E-mailアドレス」「宛先E-mailアドレス」「メールを送信した日時」をお伝えください。メール送信結果に対するトラブル解決集メール送信結果に対する代表的なトラブル解決集です。ご参照ください。送信ウィザード利用履歴画面やメール送信画面でエラー画面が表示される場合事象送信ウィザード登録時や、メール送信画面送信時にエラー画面が表示され、メールの送信ができない。対象エラーコードなし要因SMPとシャノンメールサーバー間で問題が発生している可能性があります。例)・SMPで不具合が発生している・SMPとシャノンメールサーバー間で通信エラーが発生している解決方法正しくメールを登録されたにも関わらず、このようなエラーが発生する場合は、SMPに問題がある可能性があるため、シャノンカスタマーサポート窓口にお問い合わせください。送信ウィザード利用履歴画面の「ステータス」が準備中のまま進まない場合事象メール送信の登録は完了したが、ウィザード利用履歴の「ステータス」が「準備中」のまま変化しない。対象エラーコードなし要因SMPとシャノンメールサーバー間で問題が発生している可能性があります。例)・シャノンメールサーバーでメール送信の順番待ちをしている。解決方法シャノンメールサーバーでメール送信の順番待ちをしているため、送信されるまでお待ちいただく必要があります。送信後、10分以上「ステータス」が「準備中」から切り替わらないもしくは、プログレスバーが進まない場合は、シャノンカスタマーサポート窓口にお問い合わせください。※ただし、順番待ちの解消時間は、他のお客様のメール送信の利用状況にも左右される為、明確に解消時間をお伝え出来ない場合がございます。長時間「ステータス」進まない場合、機能障害が発生している可能性があります。サポートサイトに公開される「障害に関する報告」も合わせて確認してください。お客様にメールが届かない場合送信結果は「エラー」でメールが届かない(パターン1:エラーコード42550、42553、42559)事象メール送信は完了したが、個別送信送信履歴の送信状況が「エラー」となっており、以下のエラーコードが表示されている。対象エラーコード42550、42553、42559要因①宛先メールサーバーがメールを受信する際に問題が発生している可能性があります。例)・宛先のメールアドレスが誤っている解決方法①お客様へ受信先のメールアドレスに誤りがないか確認してください。要因②宛先メールサーバーがメールを受信する際に問題が発生している可能性があります。特に、シャノンメールサーバーより送信したメールを宛先メールサーバーが受信拒否した場合に発生します。例)・宛先メールサーバーがメール受信を拒否している。解決方法②宛先メールサーバーで受信を拒否されている可能性があるため、受信拒否に対する対策が必要になります。詳細は「受信拒否されている可能性がある場合」を確認ください。送信結果は「エラー」でメールが届かない(パターン2:エラーコード42500~42504、42552、42554)事象メール送信は完了したが、個別送信送信履歴の送信状況が「エラー」となっており、以下のエラーコードが表示されている。対象エラーコード42500~42504、42552、42554要因宛先メールサーバーがメールを受信する際に問題が発生している可能性があります。特に、シャノンメールサーバーより送信したメールを宛先メールサーバーが正常に受信処理ができない場合に発生します。例)・宛先メールサーバーが正常動作していない、もしくは不具合が発生している。解決方法一時的に、宛先メールサーバーがメールを受信できない状態となっている可能性があります。時間をおいて再送を行い、対象のメールアドレスへメールが送信されるか確認してください。時間をおいても、同様のエラーが発生する場合は、対象のお客様へ連絡をとり、相手企業様の情報システム部門へメールが送信できないことをお問い合わせしてください。相手企業様の情報システム部門へ問い合わせをする際は、「送信者E-mailアドレス」「宛先E-mailアドレス」「メールを送信した日時」をお伝えください。※本エラーは、宛先メールサーバーの問題となるためシャノンで詳細な調査を行うことができません。送信結果は「エラー」でメールが届かない(パターン3:エラーコード90000)事象メール送信は完了したが、個別送信送信履歴の送信状況が「エラー」となっており、以下のエラーコードが表示されている。対象エラーコード90000要因宛先メールクライアントでメールを受信する際に問題が発生している可能性があります。特に、宛先メールサーバーがメール受信後の内部処理で受信拒否や宛先不明などの判定を行った場合に発生します。例)・セキュリティツールなどでのメール文面チェックで受信拒否された・メール受信後の転送先で受信エラーまたは受信拒否がされた解決方法宛先メールサーバーで受信を拒否されている可能性があるため、受信拒否に対する対策が必要になります。詳細は、「受信拒否されている可能性がある場合」を確認ください。送信結果は「正常」だがメールが届かない事象メール送信は完了したが、個別送信送信履歴の送信状況が「正常」となっているが、お客様にメールが届いていない。対象エラーコードなし※送信結果は「正常」要因宛先メールクライアントでメールを受信する際に問題が発生している可能性があります。例)・宛先メールクライアント側で迷惑メール判定されている・宛先メールクライアント側で受信拒否されている解決策宛先メールサーバーで受信拒否・迷惑メール判定されている可能性があるため、受信拒否・迷惑メール判定に対する対策が必要になります。対策として、送信ドメイン機能のご利用をご検討ください。その他にも「DKIMの設定を管理する」ページ、「DMARCの設定を管理する」ページや「送信ドメイン認証(SPFレコード設定)」ページをご参照ください。詳細は、「受信拒否されている可能性がある場合]」を確認ください。