https://smpdoc.shanon.co.jp/ja/mail/clickcounturl/chapter002/
クリックカウントの仕組みについて
クリックカウントの仕組みについてクリックカウントの仕組みについてSHANONMARKETINGPLATFORM(以降、SMP)のメールにおけるクリックカウントについて説明します。クリックカウントURLをクリックしたときの処理の流れクリックカウントURLに対して機械的なクリックが発生するケース機械的なクリックへの対策機械的なクリックが疑われるときの対応方法クリックカウントURLをクリックしたときの処理の流れSMPのクリックカウントでは、本来のWebページを表示する前に、クリックカウントを行うためのサーバを経由するよう処理が行われています。処理の流れは、次のとおりです。①リードがメール本文内のURLをクリックします。この時のURLはSMPであらかじめ設定されたクリックカウント用のURLです。②クリックカウントURLがクリックされると、本来のURLの参照先のWebサーバではなく、SMPに対してリクエストが行われます。③SMPはリクエストの内容から、リクエスト元のメールテンプレートとリードを特定し、履歴として保存します。④SMPは本来のWebサーバにリクエストが行われるページをリードのメール閲覧機器に返します。⑤⑥⑦リードのメール閲覧機器は、本来のURLの通信先であるWebサーバにリクエストを行い、Webページなどが表示されます。クリックカウントURLに対して機械的なクリックが発生するケースクリックカウントURLは、リードごとに異なったURLとして作成されるため、本来は配信先のリードしかクリックすることができません。しかし特殊なケースで、リード以外のシステムがクリックを機械的に行うことがあります。このケースの場合、あるリードから極端に多くのクリックカウントが取得されたり、クリックカウント数全体が著しく多くなってしまう場合があります。このケースには以下のようなものがあります。ボットによりランダムなURLがアクセスされるケースセキュリティソフトによって機械的なセキュリティチェックが行われるケースボットによりランダムなURLがアクセスされるケースインターネット上では、データ収集の目的や、サイトへの攻撃等の目的で、ランダムにURLへのアクセスを行うプログラム(ボット)が存在します。SMPが生成するクリックカウントURLは、予測しづらい文字列を含むものとして生成されるものの、まれにボットのアクセスパターンにヒットして、アクセスが行われることがあります。このパターンのアクセスでは、本来は特定のリードに対して発行したクリックカウントURLに対して偶然アクセスが実行されてしまい、多数のクリックカウントが計上されることがあります。セキュリティソフトによって機械的なセキュリティチェックが行われるケース企業宛に届くメールの中には、フィッシングサイトへのアクセスを誘導するようなメールがあり、それらのメールの本文内には、危険なコンテンツを含むサイトへのURLが記載されていることがあります。企業ではこうしたメールを事前に検知するために、セキュリティツールを導入して対策を行っている場合があります。このようなセキュリティツールの多くは、受信したメールの本文に含まれるURLを事前にチェックを行うために、実際のアクセスと同様にURLに対してリクエストを行い、不正なコンテンツが存在しないかを確認します。しかし、この処理が行われると、SMPは実際のリードからのアクセスか、セキュリティツールによるアクセスかを判定できないため、いずれの場合もクリックカウント上でカウントアップを行います。このパターンのアクセスでは、セキュリティツールの性質上、メール本文に含まれるURLがまんべんなくアクセスされる傾向があります。機械的なクリックへの対策ボットアクセスからの防御SMPでは、内部的にボットと思われるアクセス元をブラックリスト化してアクセスを遮断しています。ブラックリストは、月次で更新を行うほか、お客様からの問い合わせの調査結果を反映して更新することも行っています。特徴的なボットに対してはこの方法で遮断が可能ですが、ボットのプログラムが一般的なクラウドベンダー(例えばAWSやAzureなど)が保有するIPアドレス帯で稼働している場合などでは、遮断対象としてブラックリストに追加できない場合があります。セキュリティツールからのアクセスの除外セキュリティツールからのアクセスを完全に除外することはできません。これはボットのアクセスと異なり、セキュリティツールが実際のリードの企業と同じアクセス元で動作していることが多いため、セキュリティツールからのアクセスを遮断することによって、本来の目的であるリードからのアクセスまで遮断してしまうリスクがあるためです。SMPでは、セキュリティツール毎に有効性は異なりますが、セキュリティツールからのリクエストのパターンと、実際のリードからのリクエストのパターンを見分けて、リードからのアクセスのみを許可するような仕組みを導入しています。機械的なクリックが疑われるときの対応方法機械的なクリックの見分け方例機械的なクリックの可能性があります。ウィザード送信履歴の詳細画面から、以下を確認します。・同じクリックカウントURLが、極端に多くの回数クリックされている場合・フッター部の会社HPのURLなど、メール文面全体のURLが多数クリックされる場合機械的なクリックによるもので無い可能性があります。個別メール送信履歴の一覧画面から、以下を確認します。・メールの主要コンテンツのURLが多数クリックされている場合・該当する履歴の「宛先E-mailアドレス」が、メーリングリストのアドレスの場合(メーリングリスト宛の配信の場合、同じクリックカウントURLを持つメールが多数閲覧されるため、多数のクリックカウントが付くケースがあります。)効果測定結果からの除外あるメール配信について、極端に多くのクリックカウントが付加されている場合は、個別メール送信履歴画面から、リードごとのクリックカウント数を確認されることをおすすめします。「個別メール送信履歴を確認する」ページをご確認ください。極端に多くのクリックカウントが付加されたリードがいた場合、メールの効果測定を行う際には、対象のクリックカウント数を全体数から計上を除外するような検討をお願いします。シャノンへの問い合わせ特定のリードから極端に多くのクリックカウントが付加されるような事象が続く場合に、シャノンのカスタマーサポートサービスにお問い合わせをお願いします。シャノンにて、ボットアクセスの判定及び、アクセス元のブラックリスト指定の検討を行います。お問い合わせの際は、以下の情報をあらかじめご用意の上、お問い合わせください。※お問い合わせ時に必要な情報事象が発生したウィザード利用履歴のIDIDはウィザード送信履歴画面の表示項目設定にて、表示設定して確認ができます。多数のクリックが発生しているリードID特定ができない場合、リードIDは問い合わせに必須ではありません。注意ただし、カスタマーサポートサービスにお問い合わせいただいた場合でも、以下理由により、事象改善が保証できない場合があります。予めご留意ください。※事象改善が難しいケースボットによるアクセスかリードによるアクセスか判定できない場合アクセス元がクラウドサービスのIPアドレス帯の場合ブラックリストに追加後アクセス元IPが変わった場合