お客様は、リードからの問い合わせフォームをSMPで運用していますか?
自社サイトで問い合わせフォームを独自に運用されているお客様は多いのではないでしょうか。
問い合わせフォームと顧客情報を管理するツールが異なっている場合、
顧客情報と問い合わせ内容の紐づけなど、管理コストがかかってしまいます。
そのため、顧客がどういった経緯で問い合わせをしてきているのか、これまでの活動履歴を確認することができない場合も多いのではないでしょうか。
こういった状態で問い合わせの対応を行い続けると、適切なタイミングでのフォローを逃してしまう可能性があります。
SMPはリードと問い合わせ情報が一元管理されるため、これまでの活動履歴などを確認しながら
リードに対して最適なフォローを行うことが可能です。
結果、SMPで問い合わせを受け付けることで管理コストを抑えながら、お問い合わせされた方に対して早期にフォローを実施し、継続的なリード育成に繋げることが容易に実現できます。
本章では「SMPでの問い合わせフォーム作成」方法について紹介します。
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01お問い合わせフォームの基礎知識
SMPのお問い合わせフォームは、簡易に作成・運用する事ができます。
また、問い合わせ内容とリード情報は一元管理されるため、管理コストも削減され、リードに対して最適なフォローを行うことが可能です。
- いつ誰がどんなお問い合わせしたかを簡単に管理可能
SMPでは、申込完了時に完了日時が記録されます。
お問い合わせフォーム内に氏名などのリード情報入力欄を設置することで、後にリードの特定も行えます。
また、お問い合せ内容の回答のみをCSVファイルでダウンロードすることが可能です。
- 顧客・社内に自動でメール通知など、管理の手間を自動化
申込完了時に自動で、リードや社内のキャンペーン担当者にメール通知を行うことが可能です。
リードに対して最適なフォローを行い、継続的なリード育成に繋げることができます。
- 一度作成すれば、フォームの複製で簡単に追加作成が可能
作成したキャンペーンは、コピーして複製することが可能です。
申込フォームの設定を引き継ぐことができるため、同類のお問い合わせフォーム作成を簡単に行うことが可能です。
02運用例
お問い合わせフォームを運用する場合、SMPでは以下のような設定を行うことが可能です。
- リード宛に申込完了メールの自動送信
- キャンペーン担当者宛に申込完了通知メールの自動送信
- お問い合わせ内容・リード情報の確認
そのため、リードがお問い合わせフォームから申し込みを行うと、リードとキャンペーン担当者宛に自動で申込完了通知メールを送信することが可能となります。
また、管理画面上から、お問い合わせ内容・リード情報の閲覧を行うことで、リードに対してのフォローを適宜行えます。
図2:お問い合わせフォーム運用例 |
03お問い合わせフォーム作成手順
必要な4つの工程は以下になります。
本工程では、お問い合わせフォームの立ち上げから行い、キャンペーン内の細かな設定・メール設定から公開までの一連の流れを説明します。
図3:お問い合わせフォーム作成に必要な4つの工程 |
- キャンペーン作成
- リード基本項目設定
- メール設定
- 公開
お問い合わせフォームへ表示する情報(個人情報文言や完了文言)の設定や
申込開始日・終了日などの公開設定を行います。
お問い合わせフォームのベースとなるキャンペーンを登録します。
・キャンペーンの新規作成
- 全キャンペーン(青色の画面)>キャンペーン[一覧]をクリックします
- 右上に記載してある[新規登録]をクリックします
- 以下項目に値を入れます
※以下表は一部の項目になります
項目名 値 説明 課金種別 ・無料
・キャンペーン課金
・サブキャンペーン課金
・パッケージ課金キャンペーン課金の設定を行います。
有料のキャンペーンを選択した場合は、「金額」項目も入力してください。状態 ・公開
・会員のみ申込可
・会員のみ公開
・ポータルページ非公開
・準備中・終了
・カスタム設定キャンペーンステータスの状態を設定します。
状態の詳細は、マニュアルの「「状態」について」をご参照ください。 - 一番下へスクロールし[登録]をクリックします
補足 キャンペーンのコピー
キャンペーンの登録には、既に登録されているキャンペーンを複製する方法もあります。
同じ内容、または類似内容の場合に、コピー機能を利用して、キャンペーンの新規作成をすることができます。
その際、コピー後に必要項目だけ書き換えて利用する方法もあります。
キャンペーンのコピーや手順の詳細については以下マニュアルをご参考ください。
キャンペーン作成後に、キャンペーン情報の設定を行います。
キャンペーン新規登録時にも設定は可能ですが、今回は作成後に[編集]を行う手順で行います。
キャンペーンの状態や名前の変更の他に、キャンペーン情報の設定では以下のような設定も可能です。
- お問い合わせフォームに表示させる個人情報文言
- 申込完了時の完了文言
- 作成したお問い合わせフォームの申込開始日/終了日
- お問い合わせフォームを永続して利用したい場合は、申込開始日のみを設定する事で可能になります。 申込開始日のみの設定で申込期間を設定する場合は、全キャンペーン(青色の画面)>設定[システム設定一覧]の「申込期間を申込開始日だけで指定可能」を有効にする必要があります。
- 全キャンペーン(青色の画面)>キャンペーン[一覧]をクリックします
- 作成したキャンペーンの[編集]をクリックします
※キャンペーンの[管理画面]をクリックし、個別キャンペーン(オレンジ色の画面)>キャンペーン[一覧]の[編集]をクリックした場合も同様の画面が表示されます。 - 以下項目の設定を行います
※一部項目のみ表示しています
項目名 説明 申込開始日 キャンーペーンの申込日(申込開始日時と申込終了日時)を設定します。
申込開始日時から申込終了日時の間で、フォームがオープンとなりユーザが申込できる状態となります。
※システム設定によっては申込開始日のみの設定でも申込可能です。申込期間の日時はユーザには表示されません。
個人情報文言 申込フォームなどにデフォルトで表示される「個人情報文言」を設定できます 完了文言(太字) 申込完了時の画面上に太字の文言を設定できます。 完了文言(下部) 申込完了時の画面上に文言を設定できます。
設定を行った場合「完了文言(太字)」の下に表示されます。 - 一番下へスクロールし[登録]をクリックします
- キャンペーン作成
- リード基本項目設定
- メール設定
- 公開
入力フォームの設定のためには、主に「 リード基本項目 設定」または「アンケート」にて制御を行います。今回はアンケートも使用し、お問い合わせフォームの設定を行います。
追加で取得したい項目は、リード基本項目の追加を行う必要があります。
※今回「お問い合せ」入力項目はアンケートにて作成を行うため、リード基本項目では追加しません。
リード基本項目の新規登録の手順については、以下マニュアルをご参考ください。
また、キャンペーン毎に項目をカスタマイズする場合、
全キャンペーン(青色の画面)からではなく、個別キャンペーン(オレンジ色の画面)から設定を行う必要があります。
- 全キャンペーン(青色の画面)>キャンペーン[一覧]をクリックします
- 作成したキャンペーンの[管理開始]をクリックします
- 個別キャンペーン(オレンジ色の画面)>リード[基本項目設定]をクリックします
- 「キャンペーン別の設定をおこないますか?」と表示されるので「はい」をクリックします。
- 表示・非表示設定や、項目名の変更など項目設定を行います。
注意点
全キャンペーン(青色の画面)からリード基本項目の「追加」「表示/非表示」などの設定を行うと、すべてのキャンペーンに影響があります。公開運用しているキャンペーンがある場合は、基本的に個別キャンペーン(オレンジ色の画面)からリード基本項目の細かい設定を行ってください。
お問い合わせ入力欄は、アンケート項目で設定します。
アンケート項目は、回答履歴が追加/蓄積の選択が可能のため、
同じリードがお問い合わせフォームに複数回登録をおこなった場合でも、上書きされることなく回答を保持することが可能です。
- 全キャンペーン(青色の画面)>アンケート[アンケートテンプレート]をクリックします
※個別キャンペーン(オレンジ色の画面)からも同様の操作が可能です - 右上の[新規登録]をクリックします
- テンプレート名を入力し[登録]をクリックします
- アンケートテンプレート画面へ戻るため、作成したアンケートの[アンケート設問の追加/修正]をクリックします
- 「アンケート設問の編集」ブロックにある[新規追加]ボタンをクリックします
- 以下項目を入力します
※一部項目のみ表示しています
項目名 値 説明 フォーム種別 ・テキスト
・テキストエリア
・ラジオボタン
・チェックボックス
・プルダウンメニュー
・画像
・ファイル追加したい項目のフォーム種別を選択します。
今回は「テキストエリア」で設定します。
必須の可否 ・必須にする
・必須にしない項目の必須入力の可否を選択します。 - [登録]をクリックします
上記の設定が完了した後は、アンケートフロー の登録を行います。
デフォルトではアンケートフローは○○には表示されないため、
アンケートフローの登録後に、作成したアンケートをフローに紐づける必要があります。
・アンケートフローの登録
- 全キャンペーン(青色の画面)>キャンペーン[一覧]をクリックします
- 作成したキャンペーンの[管理開始]をクリックします
- 個別キャンペーン(オレンジ色の画面)>キャンペーン[フロー]をクリックします
- 以下フローの[割当]をクリックします
名前 キャンペーン申し込み([ユーザー情報/アンケート]) - 登録情報の確認があるため、確認後に[登録]をクリックします
※登録情報の詳細についてはコチラをご確認ください。
補足
使用しないデフォルトのフローが残っている場合は、削除を行うことが可能です。個別キャンペーン>キャンペーン[フロー]をクリックし、一番下にスクロールすると登録されているフローが表示されます。該当画面の[削除]より削除可能です。
・アンケートフローとアンケートの紐づけ
- 全キャンペーン(青色の画面)>キャンペーン[一覧]をクリックします
- 作成したキャンペーンの[管理開始]をクリックします
- キャンペーン[一覧]画面に遷移するため、下にスクロールを行い「フロー一覧」を確認します
- 「テンプレート」項目に紐づけるアンケートを選択し、ほか必要項目入力後[登録]をクリックします
補足
事前アンケートの場合の「公開開始日」「公開終了日」「状態」は、申込フローの状態に依存します。申込フローが「準備中」の場合は事前アンケートも「準備中」、申込フローが「公開」の場合は事前アンケートも「公開」となり、事前アンケートの回答期限もキャンペーンの申込期限に依存します。
- キャンペーン作成
- リード基本項目設定
- メール設定
- 公開
「申込完了時に、自動で送信を行うメールの設定を行います。
今回設定するメールは以下の「キャンペーン担当者宛」と「リード宛」の2つです。」
- 申込完了時(キャンペーン担当者宛)
- 申込完了時(リード宛)
自動送信メールを送信するためには、「自動送信」設定を[ON]にします。
- 全キャンペーン(青色の画面)>キャンペーン[一覧]をクリックします
- 作成したキャンペーンの[管理開始]をクリックします
- 個別キャンペーン(オレンジ色の画面)>メール[メール設定]をクリックします
- 以下メールテンプレートの[自動送信]が「ON」になっているかを確認し、自動送信をONに設定します
種別 カテゴリ 件名(デフォルト) 自動送信 キャンペーン固有 申込完了時(キャンペーン担当者宛) お申込み受付のお知らせ ON キャンペーン固有 申込完了時(リード宛) [% Seminar.title %] 事前登録完了のお知らせ ON
また、キャンペーン担当者宛のメールを受信するためには、該当キャンペーンに担当者登録をする必要があります。
キャンペーン担当者の設定方法については以下マニュアルを参考ください。
補足
差込み項目を使用することで、自動送信されるメール本文に、リードが回答した「お問い合わせ内容」を記載することも可能です。差し込み項目の設定方法については、以下マニュアルをご参考ください。
- キャンペーン作成
- リード基本項目設定
- メール設定
- 公開
基本的なキャンペーン設定が完了後、キャンペーンの公開を行います。
その前に一度、公開前に一度申込テストを行い、申し込みができるか、メールは受信できるかなどの動作確認を行います。
まずは公開前のテスト方法について記載します。
テスト申込を行う場合は、実際にリードが見る同じ環境にてテストを行う必要があります。
しかしながら、通常「公開」を行ってしまうと、すべての人が閲覧可能となってしまいます。
公開されたページから、誤ってリードが登録してしまうのを防ぐために、キャンペーン全体に一度 Basic認証 (認証IDと認証パスワード)をかけてテストを行います。
・basic認証の設定
- 全キャンペーン(青色の画面)>キャンペーン[一覧]をクリックします
- 作成したキャンペーンの[管理開始]をクリックします
- 個別キャンペーン(オレンジ色の画面)>キャンペーン[キャンペーン設定]をクリックします
- 項目「Basic認証の使用」の[編集]リンクをクリックします
※「basic認証の使用」が確認できない場合は、2ページ目にある場合があります - [設定値]の「キャンペーン全体」にチェックを入れ、[登録]をクリックします
MEMO≫Basic認証の設定
Basic認証のIDとパスワードを設定したい場合は、以下の「Basic認証の設定」で設定ください。項目名 | 設定値 | 説明 |
---|---|---|
Basic認証の使用 | 0 | SMPで表示されるすべてのページに対して、IDとパスワードを入力させるときは有効(1)とします。今回は無効(0)とします。 |
Basic認証ID | 任意 | 設定値にIDを入力します。 |
Basic認証パスワード | 任意 | 設定値にパスワードを入力します。 |
・申込テスト
個別キャンペーン(オレンジ色の画面)にてbasic認証の設定した後は、キャンペーン状態を「公開」にし、申込テストを行います。
・公開状態の変更
- 全キャンペーン(青色の画面)>キャンペーン[一覧]をクリックします
- 作成したキャンペーンの[編集]をクリックします
※キャンペーンの[管理画面]をクリックし、個別キャンペーン(オレンジ色の画面)>キャンペーン[一覧]の[編集]をクリックした場合も同様の画面が表示されます。 - 以下項目の設定を行います
※一部項目のみ表示しています
項目名 設定 状態 公開
または
ポータルページ非公開
- 一番下へスクロールし[登録]をクリックします
・申込テストの実施
キャンペーン公開後、リードと同じ方法での申込みテストを行うことが可能です。
- 全キャンペーン(青色の画面)>キャンペーン[一覧]をクリックします
- 作成したキャンペーンの[プレビュー]をクリックします
※個別キャンペーン(オレンジ色の画面)>キャンペーン[一覧]>来場側詳細WEBページ(代理登録利用可)リンクをクリックからも可能です - 申込ページが表示されますが、管理者ログインを行った状態で申込を行うと「代理申込」となります。
そのため、リードと同じ方法で申込テストを行うためには、以下方法で、申込ページのリンクにアクセスします申込テスト方法 SMP上の「システムログアウト」後に上記のリンクに申込する 別ブラウザで上記のリンクに申込する ブラウザの機能のシークレットウィンドウで上記のリンクの申込する - 遷移後basic認証の入力を行い、画面遷移に沿って値を入力し登録を完了します
- 設定を行った自動送信メールを受信できているか確認します
申込画面や画面遷移、メール送信に問題がない場合は、basic認証を「・basic認証の設定」と同様の手順で、チェックを付けた箇所の[チェックを外して]ください。
チェックを外すことで、すべてのリードに対して公開状態となり、お申込みが可能となります。
04まとめ
SMPでお問い合わせ管理を行うと、データ統合の手間やお問い合わせの回答漏れがなくなり、今後のマーケティングや営業の材料として履歴データが残ります。
そうした情報を顧客に紐づけてすべて残していけることがSMPを利用する利点となります。