レポート機能(QuickSight) では、結合タイプを利用して複数のデータソース間を結合する事ができます。
結合タイプは、4種類(Inner,Left,Right,Full)あります。
この記事では、「リードデータ」と「メール送信履歴データ」を結合する場合に、
各結合のタイプによって表示される結果の違いをデータテーブルを用いて説明いたします。
1.結合タイプ:Inner(内部結合)
2つのデータテーブル間で一致するデータのみを表示するには、内部結合を使用します。
例えば、[リード] テーブルと [メール送信履歴] テーブルで内部結合を実行します。
この場合、申込者ID、宛先リードIDが一致するデータのみ結果テーブルに表示されます。
図1:結合句:「リード:申込者ID」と「メール送信履歴:宛先リードID」選択時の |
2.結合タイプ:Left,Right(左と右の外部結合)
1つのテーブルのすべてのデータと、別のテーブルの一致する行のみを表示するには左と右の外部結合を使用します。
■結合タイプ:left(左外部結合)
[リード]テーブル と [メール送信履歴]テーブルに対して左外部結合を実行したとします。
この場合、すべての[リードデータ]行が返され、[メール送信履歴データ]は、申込者ID、宛先IDが一致する行だけが返されます。一致するデータがない箇所は結果テーブルで空白になります。
図2:結合句:「リード:申込者ID」と「メール送信履歴:宛先リードID」選択時の |
■結合タイプ:Right(右外部結合)
[リード]テーブルと [メール送信履歴]テーブルに対して右外部結合を実行したとします。
この場合、すべての[メール送信履歴データ]行が返され、[リードデータ]は、申込者ID、宛先IDが一致する行だけが返されます。一致するデータがない箇所は結果テーブルで空白になります。
図3:結合句:「リード:申込者ID」と「メール送信履歴:宛先リードID」選択時の |
3.結合タイプ:Full(完全外部結合)
2つのテーブル間で一致するデータに加えて、一致しない両方のテーブルのデータを表示するには、完全外部結合を使用します。この結合タイプには、両方のテーブルのすべての行が含まれます。
図4:結合句:「リード:申込者ID」と「メール送信履歴:宛先リードID」選択時の |