グラフ内のテキスト型項目のデータ要素に対して並べ替えを行うと、
データの数ではなく、文字コードに対しての並び順となってしまいます。
このようなテキスト型データ要素の数に対して、並べ替えを行う場合は、
計算フィールドより、「count関数」を用いて、システムがデータの個数を
数えられるように設定する必要があります。
この記事では、例として、テキスト型のデータ:「名前:姓」データの
計算フィールドを追加し「姓」の個数に対して、並べ替えを行う方法をご紹介いたします。
目次
1.課題
テキスト型データのグラフ内のデータ要素の並べ替えは、
下記画像のようにデータ名の文字コード順の昇順、降順はできますが、データの数に対しての並べ替えはできません。
図1:「名前:姓」データ |
2.原因
テキスト型データは、数値型のデータではないため、テキストの文字コードの並び順で表示されます。
3.解決策
計算フィールドより、「count関数」を用いて設定することにより、
システムがテキスト型データの個数をカウントできるようになり、
下記画像のようにデータの個数順で並べ替えることができるようになります。
図2:「名前:姓」データ |
計算フィールドの追加手順と並べ替え手順は以下になります。
3-1.計算フィールドを追加する
全キャンペーン(青画面)>[サイドメニュー:レポート]>[グラフ]>[QuickSightから新規登録]
- 全キャンペーン(青画面)>[サイドメニュー:レポート]>[グラフ]>[QuickSightから新規登録]をクリックします。
- 既に登録済みの並べ替えを行いたいグラフをクリックします。
- グラフが表示された状態で画面左上の「+追加」をクリックし、「計算フィールドを追加」をクリックします。
- 画面右側の「関数を検索」バーに「count」を入力します。
- 表示された「count」関数を、ダブルクリックし、画面左側に「count()」を表示させます。
- 画面右上の「フィールド」をクリックし、「フィールドを検索」バーに「姓」を入力します。
- 表示された「名前:姓」をダブルクリックします。
- 画面左側の計算フィールドに「count({名前:姓})」と記載されていることを確認します。
- 画面上部の「名前を追加」をクリックし、任意の名前を登録したら、画面右側の[保存]ボタンをクリックします。
図3:計算フィールドを追加する
- 計算フィールドへの関数の記載は手入力でも可能です。
- 関数のカッコ内()にフィールド内で検索した値を入れます。
良い例:count({名前:姓})
悪い例:count(){名前:姓}
3-2.並べ替えを実施する
全キャンペーン(青画面)>[サイドメニュー:レポート]>[グラフ]>[QuickSightから新規登録]>作成中グラフ
- 作成中のグラフを表示します。
- 画面上部の「フィールドウェル」をクリックします。
- 画面左側の「フィールドを検索」バーに、保存した計算フィールド名を入力し検索します。
- 「値(緑色)」の欄に、先程保存した計算フィールドをフィールドリストから、ドラッグ&ドロップします。
- 「値(緑色)」クリックし、並べ替えのアイコンをクリックします。
図4:並べ替えを実施する
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