定期実行するように設定した連携ジョブは可能な限り動作し続けるように実装されていますが、何らかの理由(例えば、Salesforce のインフラ不具合等)により定期実行が停止してしまう可能性があります。
この場合、SMP for Salesforce では、連携ジョブ管理イベントとして「連携ジョブ監視イベント (Apexジョブ方式)」と「連携ジョブ監視ルール (ワークフロー方式)」の2種類があり、それぞれで監視することで、停止した原因を検知し通知します。
こちらのFAQでは、「連携ジョブ監視イベント (Apexジョブ方式)」と「連携ジョブ監視ルール (ワークフロー方式)」の違いについて説明していきます。
運用に合わせて設定してください。
連携ジョブ監視イベント (Apexジョブ方式)
連携ジョブと同様にAPEXというジョブの実行状態を監視する機能です。
APEXとは、SFDCが持つ処理プログラムのことで、SMP for SalesforceでもSMPと連携するためのジョブがこれに該当し、作成されるジョブはAPEXコードと呼ばれます。
上記を踏まえて、APEXジョブ方式による連携ジョブ監視とは、他の連携ジョブと同様に一定期間(スケジュール)で連携ジョブの動作状況をAPEXジョブ上で監視する仕組みです。
図1:連携ジョブ監視イベント(Apexジョブ方式) |
連携ジョブ監視ルール (ワークフロー方式)
連携ジョブの実行データから状態を監視する機能です。
APEXジョブでは、スケジュールされたタイミングで連携ジョブや監視ジョブのプログラム処理が動作しますが、何らかの要因によりプログラム自体が動作しないと監視自体が停止してしまうことになります。
これを補うためにSalesforce上のAPEXジョブに含まれるデータを確認する監視するワークフロー方式が存在します。
補足
SMP for SalesforceではSalesforce上のワークフロールール機能を応用して連携ジョブの「次回実行日時」の値変動を監視することで実行動作状況を判定してエラー通知を行うことが可能となっています。
図2:連携ジョブ監視ルール (ワークフロー方式) |
関連マニュアル
それぞれの設定手順については以下マニュアルに記載があります。