ここでは、パーソナライズドウィジェットが表示されない場合のエラーの確認方法とエラーへの対処方法をご説明いたします。
1.仕様
ウィジェットターゲット機能を使うことで、設定したパーソナライズドウィジェットを誰に表示させるかのコントロールをすることができます。
この表示のコントロールを行うには、トラッキング機能を有効にして、対象のリードがトラッキング同期されている必要があります。トラッキング機能が無効な場合、すべてのWeb訪問者にコンテンツが表示されます。
ウィジェットターゲット機能は、SMP管理画面のウィジェットターゲット画面から設定することができます。
図1:ウィジェットターゲット詳細画面 |
ウィジェットターゲット機能のターゲット条件の評価仕様について
ウィジェットターゲット機能のターゲット条件の評価は、以下の順序で行われます。
図2:ウィジェットターゲット詳細画面 |
①対象範囲の「リードのみ」・「匿名のみ」・「両方」の評価を行います。
「両方」が選ばれている場合は、訪問者が「リードのみ」・「匿名のみ」かどうかを評価するという処理がスキップされます。
②1.リード、2.トラッキングなどの検索対象ブロック内の条件内容を評価します。検索対象ブロック内の処理や、そのブロックに対してのAND、ORなど判定の処理が行われます。
対象範囲が「両方」を選択していた場合、「匿名のみ」に該当する訪問者であった場合でも検索対象ブロックを評価する処理に移行し、匿名の訪問者に対して、リードブロック等の条件を評価しますがリードIDが特定できない為、エラーとなります。
2.エラーの発生原因
設定したウィジェットターゲットの条件に合致していないアクセスの場合、設定したパーソナライズドウィジェットは、表示されません。
この場合、以下のエラーが発生しています。
EF106 : ERROR_NOT_FOUND_WIDGET : {"error":"WW204:ERROR_TARGET_UNMATCH"}
図3:EF106 : ERROR_NOT_FOUND_WIDGET : {"error":"WW204:ERROR_TARGET_UNMATCH"} |
このエラーが出力された場合、以下の原因が考えられます。
原因1:ウィジェットターゲットの検索条件で「リード」「リスト」情報を設定しているがトラッキング同期していない為、リードが特定できず表示対象者か判定できない。
原因2:トラッキング同期しているが設定したウィジェットターゲットの条件に合致していない。
原因3:ウィジェットターゲットの対象範囲を「両方」としているがターゲットの検索条件で「リード」「リスト」情報を設定している為、匿名としてアクセスしてもリード情報が必要となり、リードが特定できずエラーとなる。
表示されない場合のエラーの確認方法につきましては、以下のマニュアルをご確認下さい。
3.対処方法
上記、原因1~3に対するそれぞれの対処方法は、以下になります。
対処方法1
アクセスしたリードの画面遷移を設計してトラッキング同期されるようにします。
トラッキング同期される条件については、以下のマニュアルをご確認下さい。
対処方法2
設置したパーソナライズドウィジェットを表示させるためのウィジェットターゲットの検索条件を確認して条件に間違いがないか確認します。
対処方法3
ウィジェットターゲットの検索条件に「リード」「リスト」情報を設定している為、匿名としてアクセスしてもリード情報が必要となり、リードが特定できずエラーとなっています。このウィジェットターゲットを「リードのみ」、「匿名のみ」に分けて設定してそれぞれウィジェットパーツを設定します。
「リードのみ」、「匿名のみ」に分けて設定をする例
変更前
図4:変更前 |
変更後
対象範囲:リードのみ
検索条件:条件としてメールアドレスを条件として設定
図5:対象範囲:リードのみ |
対象範囲:匿名のみ
検索条件:無条件と設定
図6:対象範囲:匿名のみ |
この2つのターゲットにそれぞれウィジェットパーツを設定してパーソナライズドウィジェットに登録します。
これにより匿名のみの場合、パーツ1が表示され、リードのみの場合、パーツ2が表示される設定となります。
図7:使用中ウィジェットパーツ確認画面 |
4.関連マニュアル